物理基礎 / 熱とエネルギー

熱容量

★ 基礎熱容量比熱

問題

質量 、比熱 の物体がある。

(1) この物体の熱容量を求めよ。

(2) この物体の温度を 上げるのに必要な熱量を求めよ。

ヒントを見る

熱容量は「その物体全体を 1 K 上げるのに要る熱量」で、C=mc。熱量は Q=CΔT。

解答・解説

方針

熱容量は C=mc(その物体全体を 1 K 上げる熱量)。熱量は Q=CΔT でも計算できる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 比熱は「 あたり」の量だが、熱容量はその物体まるごとを 上げる熱量。だから (質量 × 比熱)。

熱容量を使うと、質量を気にせず で熱量が出せる。

50 g比熱 0.90C=mc熱容量45 J/K
質量×比熱=熱容量。物体全体を 1 K 上げる熱量が 45 J/K
公式熱容量 、熱量

① 熱容量。

② 熱量。

まとめ 熱容量 は「この物体を 上げるのに 」の意味。比熱は物質の種類で決まる( あたり)が、熱容量はその物体の大きさ込みの量。大きな物体ほど熱容量が大きく、温まりにくい。

(1) (2)

別解

Q=mcΔT で直接出すルート(検算)。 熱容量を経由せず、

でつながっているので、当然同じ答え。「まとめて にする」か「 を分けたまま」かの違いだけだ。

ポイント

  • 熱容量 C=mc(物体全体を 1 K 上げる熱量)
  • 熱量 Q=CΔT=mcΔT
  • 比熱は物質、熱容量は物体の大きさ込み

よくある間違い

  • 熱容量と比熱を混同する(熱容量は物体全体、単位 J/K)
  • 熱容量に温度をかけて熱量を出すとき ΔT でなく温度そのものを使う
  • C=m/c や c/m のように式を取り違える