物理基礎 / 熱とエネルギー

熱量の計算(Q=mcΔT)

★ 基礎熱量比熱

問題

の水の温度を 上げるのに必要な熱量を求めよ。水の比熱を とする。

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物体の温度を上げるのに必要な熱量は、質量×比熱×温度変化。比熱の単位 J/(g·K) がそのまま式の形を教えてくれる。

解答・解説

方針

熱量は Q=mcΔT。質量・比熱・温度変化を掛ける。比熱は「1 g を 1 K 上げるのに要る熱量」。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 物体を温めるのに必要な熱量は、質量が大きいほど、温度をたくさん上げるほど、大きい。この関係が だ。

比熱 は「その物質 上げるのに要る熱量」。水は で、身近な物質の中では特に大きい(温まりにくく冷めにくい)。

水 200 g温度計熱 Q を加えるΔT=30 K
水 200 g を 30 K 上げる。必要な熱量 Q=mcΔT
公式熱量 (: 質量、: 比熱、: 温度変化)

① 代入する。

まとめ 単位で確かめる。 で、ちゃんと熱量(J)になる。 でも でも同じ値(温度差だから)。この式はこの単元のすべての計算の土台になる。

()

別解

1 g・1 K ずつ積み上げるルート(苦手な人向け)。 上げるのに

なら 。それを ぶんで

あたり量」を質量ぶん・温度ぶんと 段階でかければ、公式を丸暗記しなくても届く。

ポイント

  • 熱量 Q=mcΔT
  • 比熱=1 g を 1 K 上げる熱量
  • ΔT は ℃ でも K でも同じ値

よくある間違い

  • ΔT に温度そのもの(例 30℃ の 30 でなく最終温度)を入れる(入れるのは温度変化)
  • 比熱の単位が g あたりか kg あたりか確認しない(この問題は g あたり)
  • 水の比熱を他の物質と混同する(水は 4.2 と大きい)