数学B / 統計的な推測
正規分布の応用(標準化)
問題
ある試験の得点 は正規分布 に従う。得点が 点以上の受験者は全体の何 か。ただし とする。
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得点を標準化して、表の値と『全体の半分』の関係から右すその確率を出す。最後に百分率へ直すのを忘れずに。
解答・解説
方針
を標準化して に直し、右のすそ野の確率 を求める。それを百分率にする。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「 点以上は何 %か」は、割合を問う問題だ。
正規分布では、割合はすそ野の面積(確率)にあたる。
そこで を標準化し、右のすそ野の確率 を求める。
最後にそれを百分率へ直す。標準化して面積を読み % にする、という実用的な使い方だ。
① 標準化する。 、、。
② 右すその確率を求める。
③ 百分率にする。
まとめ:「◯点以上は何 」は、標準化して右すその面積を出し、 倍する。 点は平均より標準偏差 個ぶん上で、上位約 にあたる、と読める。
発展 — 一歩先へ。 正規分布には、覚えておくと見当がつく目安がある。平均から標準偏差 個ぶんの中に約 、 個ぶんに約 、 個ぶんに約 が入る。
これを使うと、いちいち表を引かなくても大きさが読める。 点は平均より標準偏差 個ぶん上。 個ぶんより外(上位約 )と、 個ぶんより外(上位約 )の中間にあたる。
実際の は、この と のちょうど間におさまっている。答えの桁を取り違えていないかの見当づけに使える。
約
別解
別解 — 偏差値に読みかえる(苦手な人向けの身近な視点)。 標準化した値 は、試験で見慣れた偏差値と同じものだ。偏差値は で定義される。
点は だから、偏差値は 。
偏差値 とは、平均より標準偏差 個ぶん上の位置。その上側の割合は、標準化して右すそを読むのと同じ計算で
のまま解く本解と同じ 。「偏差値 は上位約 」という、模試でおなじみの数字と一致する。標準化が偏差値そのものだと分かると、正規分布がぐっと身近になる。
ポイント
- 標準化 → 右すそ 。
- 確率を 倍して百分率に。
よくある間違い
- 得点 を標準化しないまま正規分布表を引こうとして、手が止まる。
- 求めた確率 を百分率に直し忘れ、 と答える。
- を表の値 のままとし、 から引く一手を飛ばす。