数学B / 統計的な推測

正規分布の応用(標準化)

★★★ 応用正規分布

問題

ある試験の得点 は正規分布 に従う。得点が 点以上の受験者は全体の何 か。ただし とする。

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得点を標準化して、表の値と『全体の半分』の関係から右すその確率を出す。最後に百分率へ直すのを忘れずに。

解答・解説

方針

を標準化して に直し、右のすそ野の確率 を求める。それを百分率にする。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 点以上は何 %か」は、割合を問う問題だ。

正規分布では、割合はすそ野の面積(確率)にあたる。

そこで を標準化し、右のすそ野の確率 を求める。

最後にそれを百分率へ直す。標準化して面積を読み % にする、という実用的な使い方だ。

重要標準化して右すそ 、最後に百分率に

① 標準化する。

② 右すその確率を求める。

③ 百分率にする。

xyO1.5
N(100,20²)を標準化。Z≧1.5 の右すそ 0.5−0.4332=0.0668

まとめ:「◯点以上は何 」は、標準化して右すその面積を出し、 倍する。 点は平均より標準偏差 個ぶん上で、上位約 にあたる、と読める。

発展 — 一歩先へ。 正規分布には、覚えておくと見当がつく目安がある。平均から標準偏差 個ぶんの中に約 個ぶんに約 個ぶんに約 が入る。

これを使うと、いちいち表を引かなくても大きさが読める。 点は平均より標準偏差 個ぶん上。 個ぶんより外(上位約 )と、 個ぶんより外(上位約 )の中間にあたる。

実際の は、この のちょうど間におさまっている。答えの桁を取り違えていないかの見当づけに使える。

別解

別解 — 偏差値に読みかえる(苦手な人向けの身近な視点)。 標準化した値 は、試験で見慣れた偏差値と同じものだ。偏差値は で定義される。

点は だから、偏差値は

偏差値 とは、平均より標準偏差 個ぶん上の位置。その上側の割合は、標準化して右すそを読むのと同じ計算で

のまま解く本解と同じ 。「偏差値 は上位約 」という、模試でおなじみの数字と一致する。標準化が偏差値そのものだと分かると、正規分布がぐっと身近になる。

ポイント

  • 標準化 → 右すそ
  • 確率を 倍して百分率に。

よくある間違い

  • 得点 を標準化しないまま正規分布表を引こうとして、手が止まる。
  • 求めた確率 を百分率に直し忘れ、 と答える。
  • を表の値 のままとし、 から引く一手を飛ばす。