数学B / 数列

群数列

★★ 標準群数列

問題

自然数を のように、第 群が 個の項からなるように分ける。第 群の最初の項を求めよ。

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群数列は『その群の直前までに項が何個あるか』を数えるのがすべて。第 群までの項数が分かれば、第 群の先頭が全体の何番目かも分かる。

解答・解説

方針

群の最初の項は、「第 群から第 群までの項数 + 1」番目の自然数。各群の項数は なので、第 群までの総項数は

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 群数列は「区切りを外せばただの自然数の列」。だから群の質問は、通し番号の質問に翻訳できる。

「第 群の最初の項」は、通し番号でいうと「第 群までの項数 番目」。

各群の項数は だから、第 群までの総項数は 。よって第 群の最初は 番目の自然数、すなわち 。「群の境目 項数の累積和」— 群数列のすべてがこの 行に集約される。

重要群数列は「第 群の最初の項が通算で何番目か」を数える

① 前の群までの総項数を求める。 群は 個なので、第 〜第 群の項数は

② 第 群の最初の位置を出す。 群の最初は、通算で 番目の自然数。

③ その値を求める。 この数列はもとの自然数そのものなので、 番目の自然数は

(一般に第 群の最初は 番目。。)

1234567891011第1群第2群第3群第4群第5群(11番目)
自然数を群に分ける。第1〜4群で 1+2+3+4=10 個 → 第5群の最初は通算 11 番目

まとめ:群数列のコツは「群を取り払って、通算で何番目かを数える」。第 群の最初は、前の群までの項数 を足した位置。位置さえ分かれば値が出る。

発展 — 一歩先へ。 群の最初の項 と最後の項 (三角数)で群を挟むと、群数列のあらゆる問いに答えられる。「第 群の和」なら、初項と末項が分かる等差数列の和として — これは魔方陣の 列の和としても知られる値だ。

もとの数列が自然数でなく奇数列や等比数列でも、「通し番号に翻訳 → 累積項数で群の境目を特定」という二段構えは変わらない。群数列は新しい公式の単元ではなく、和の公式の運用問題である。

別解

「第 群」に限らず、 群の最初の項の一般式を先に作ってしまう手がある。

群の最初の項は、第 群までの項数 番目。項数の合計は等差数列の和で

だから

を代入して

一般式を持つ強みは検算と拡張にある。 — 実際の区切り()と一致。さらに「第 群の最初は?」にも「」と即答できるし、「 は第何群?」という逆向きの問いにも を解けば答えられる。個別の値でなく式を作る — 群数列の応用問題への備えになる。

ポイント

  • 群の最初 = 前の群までの項数 番目。
  • 前の群までの項数

よくある間違い

  • 群までの項数 を数えてしまう(最初の項は第 群までの累積 )
  • 」を忘れて第 群の最後の項 を答える
  • 群の中の値と通し番号を混同する(この問題は自然数の列なので偶然一致するが、区別して書く)