数学B / 数列

Σ の計算(k の和)

★ 基礎シグマ

問題

を求めよ。

ヒントを見る

から までの和の公式があった。丸暗記が不安なら、、…とペアを作る考え方から自分で導ける。

解答・解説

方針

から までの和は公式 を代入する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 は、「 から を順に入れて、全部足す」という意味。

公式がある。

この公式は、等差数列の和の公式そのものである(初項 、末項 、項数 )。

記号におびえないこと。 に順に数を入れて足す」— それだけの意味だ。

の下が 、上が から まで動かす、という指示である。

公式

を代入する。

これは を等差数列の和とみても同じ(初項 、末項 、項数 )。

1+2+…+n は段々の面積 = n(n+1)/2(n×(n+1)長方形の半分)

まとめ: は「 から までの合計」。公式 は等差数列の和そのもの。数え上げの基本になる。

発展 — 一歩先へ。 三角数()には、驚くべき性質がある。

性質1: 連続する つの三角数を足すと、平方数になる。

図で見れば当たり前だ。 つの三角形を組み合わせると、正方形になる(片方は 段、もう片方は 段)。

性質2: フェルマーの多角数定理。

「どんな自然数も、 個以下の三角数の和で表せる。」

この定理を、ガウスは 歳のときに証明した。 彼の日記( 日)には、こう記されている。

「わかった!(エウレカ!)すべての数は、 つの三角数の和である。」

アルキメデスの「エウレカ」を、ギリシャ文字でそのまま書いている 歳の若者の興奮が、 年後の私たちに伝わってくる。

性質3: 三角数と組合せ。

個から 個を選ぶ選び方」 と同じ数だ!

なぜか。 個の点から 個を選んで線で結ぶと、線の本数は 本 — 握手の回数である。

人が全員と握手すると、何回の握手が起こるか?」 — 答えは 回。この問題の答えと同じ!

足し算の問題と、組合せの問題が、同じ答えを持つ。

同じ数が、違う顔を持って現れる — これが数学の面白さだ。三角形の点の数、握手の回数、 の値 — すべて という つの数に収束している。

別解

この和 には、 つの美しい"顔"がある。三角形と、ガウスの工夫だ。

顔1: 三角数(点を三角形に並べる)。

点を、こう並べてみよう。

段目に 個、 段目に 個、 段目に 段目に 個。

全部で何個か? — それが だ。

この三角形の形から、公式が"見える"。

同じ三角形を、もう つ用意して、逆さまにしてくっつける。

長方形になった!

  • : 段()
  • : 個()

長方形の点の総数は その半分が、三角形の点の数だ。

図形が、公式を証明した。

この数を「三角数」という。 — ボウリングのピン( 三角数)や、ビリヤードのラック( 三角数)は、まさに三角数だ。

顔2: ガウスの工夫(逆順に足す)。

縦に足すと、すべて

つの顔は、同じ真実を語っている。 「逆順に足す」は、「三角形を逆さまにくっつける」の代数版なのだ。

そして、 の性質を押さえておこう。

最後の式に注意。 であって、 ではない — が式に現れなくても、 回足すのだ。

は線形」 — 積分や微分と同じ性質を持っている。バラして計算できるのは、この線形性のおかげである。

ポイント

  • の等差和と同じ。

よくある間違い

  • で割るのを忘れる
  • でなく別の数を代入してしまう
  • のような定数の和を としてしまう(正しくは )