数学A / 場合の数
組の大きさを指定しない組分け
問題
人を つの組に分ける方法は何通りあるか。ただし、どの組にも少なくとも 人は入るものとし、組の人数は問わない。また、組は区別しないものとする。
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組が区別できると考えて、各人を 組のどれかに入れる()。ただし空の組があってはいけないので包除で除く。最後に組の区別をなくすため で割る。
解答・解説
方針
まず つの区別する箱に、空の箱がないように分ける(全体 から、空箱ができる場合を包除で引く)。最後に組を区別しないので、区別した数を で割る。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「組を区別しない」「人数は問わない」の つが厄介。まず「組を区別する」問題に直し、あとで区別をなくす。
つの区別する箱に 人を、空箱がないように入れる。全体 から、空箱ができる場合を包除原理で引く。。
最後に組の区別をなくす。 つの組はどれも 人以上で人数が違えば区別が意味を持つが、区別しないので で割る。。
① 区別する 組へ、空なしで入れる。 各人が 組のどれかに入る入れ方は 。ここから「ある組が空」の場合を包除で除く。
② 組の区別を消す。 いま組を区別して数えたが、実際は区別しない。組の並べ替え 通りが同じ分け方を重複して数えているので、 で割る。
まとめ:人数指定のない組分けは「区別あり(各人に組を割り当て)→ 包除で空組を除く → で区別を消す」の 段。人数が同じとは限らないので のような単純な式は使えず、包除が要る。この数は 人を つに分ける「第 種スターリング数」 にあたる。
発展 — 一歩先へ。 「 人を 組(区別なし・各 人以上)に分ける」数は第 種スターリング数 。。組を区別すれば (全射の数)。 を から まで足した はベル数(組の数を問わない分割の総数)で、集合の分割を数える基本量だ。
通り
別解
別解 — 人数の組(パターン)で場合分けする(苦手な人にも見通しのよいルート)。 人を 組(区別なし・各 人以上)に分けるとき、人数のパターンは の 通り。パターンごとに数える。
【】 人組の選び方 。残り 人は 人ずつ( 通り、 人組どうしは区別なし)。 通り。
【】 人 、 人 、 人 。人数がすべて違うので区別の重複なし。 通り。
【】 通り(同じ人数 組は で割る)。
合計 。
包除 で割る本解に対し、人数パターンで分けると各ケースが素朴な組合せになる。同じ人数の組がある()ときだけ重複を割る、という注意が要点だ。
ポイント
- 区別する 組へ空なし:(包除)。
- 組を区別しないので :。
よくある間違い
- 組を区別しないのに で割り忘れる(区別する箱への全射 を で割る)。
- 空箱を許してしまう(各組 人以上=全射。 から空箱を包除で引く)。
- 人数パターン で同じ人数の組の重複()を割り忘れる(別解の場合)。