数学III / 微分法の応用
第2次導関数による極値判定
問題
関数 の極値を、第 次導関数を用いて判定せよ。
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増減表の代わりに、 の点での の符号で極大・極小を判定する方法(問題の指定)。 の符号と凹凸の関係から、どちらが極大に対応するかを考えよう。
解答・解説
方針
の点を求め、そこでの の符号で極大・極小を判定する。 なら下に凸で極小、 なら上に凸で極大。符号表を書かずに判定できる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 極値判定の第 の方法 — 増減表(符号表)の代わりに、 の符号を使う。
の候補の点で
- なら、そこは下に凸の底 — 極小
- なら、上に凸の頂 — 極大
から 。 に入れて、 では (極小)、 では (極大)。符号表を書かず、点の情報 つで判定が終わる。
① の点を求める。 より 。
② 各点で の符号を調べる。 。
- : なので極大。。
- : なので極小。。
まとめ: の符号で極値を判定する方法。(下に凸=谷)なら極小、(上に凸=山)なら極大。符号表を書く方法と結果は同じだが、 が計算しやすいときはこちらが速い。
発展 — 一歩先へ。 判定の中身は「候補点のまわりで曲線がどちらに曲がっているか」— 物理でいえば、速度 の点で加速度の符号を見て折り返しの向きを知るのと同じ論法だ(速度と加速度の問題がまさにこの配置だった)。
で保留になったら、 と先を見る一般判定もある( なら 階で初めて非零、偶数階で正なら極小)。高階の情報で局所の形を読む — この考えの行き着く先も、やはりテイラー展開である。
極大値 (、)、極小値 (、)
別解
判定と増減表判定の使い分けと限界を、実例で押さえておこう。
まず今回を増減表で解くと: の符号は — で極大、 で極小。 判定と同じ結論で、どちらでも正しい。
では 判定はいつでも使えるか — 使えない場合がある。 を見てほしい。 は で 、そして も で 。判定条件( の符号)が空振りする。実際には は極小(グラフは平底の谷)だが、それは増減表( が )でしか確認できない。
まとめると
- 判定: 候補点の値 つで済み速い。ただし のときは判定保留
- 増減表: 手間はかかるが、どんな場合も白黒がつく万能版
「まず 、ダメなら増減表」の二段構えが実戦の型。 判定は増減表の近道であって、置き換えではない。
ポイント
- で極小、 で極大。
- 凹凸(谷・山)のイメージと一致。
よくある間違い
- を「増加だから極大」と逆に結びつける(下に凸の底なので極小)
- の点を機械的に「極値でない」と判定する(保留して増減表へ)
- に入れる点を の解でなく適当な点にする(判定は候補点で行う)