定期テスト2週間前からの数学の勉強手順

文: KOSNiZ·最終更新: 2026年9月3日

定期テストの数学は、入試と違って範囲が狭く、出る問題の型もだいたい決まっています。だから、範囲の問題を2週間で2周できれば、点は取れます。2週間の回し方は次のとおりです。

まず範囲表をこのサイトの単元に対応させる

学校で配られる範囲表には「教科書 p.68〜p.95」のように書かれているはずです。教科書の章のタイトルを見て、このサイトの単元に対応させてください。単元名は教科書とほぼ同じに揃えています。たとえば範囲が「2次関数のグラフ〜2次不等式」なら、2次関数と2次方程式・2次不等式の2単元です。

範囲が2〜3単元に収まることが多いはずです。4単元以上あるときは、配点が大きそうな(=授業で時間をかけた)単元から順位を付けてください。

2週間前〜1週間前: 基礎(★)を全問

最初の1週間で、範囲の単元の基礎(★)をすべて解きます。1単元あたり基礎は12問なので、2単元でも1日3〜4問のペースで終わります。

このとき必ずやってほしいのが、解けなかった問題に印を付けることです。ノートの隅に問題番号を書いておくだけで構いません。「解けた/解けなかった」の記録が後半戦の効率を決めます。

解けなかった問題はその場で解答を読んで理解し、その日のうちにもう一度自力で解き直してください。読んで分かった気になったものは、翌日にはだいたい解けなくなっています。

基礎の段階で半分以上解けない単元があったら、原因はたぶんその単元ではなく前の単元にあります。つまずきマップで戻り先を確認して、急がば回れで1つ前の単元の基礎からやり直すほうが、結局早く仕上がります。

1週間前〜3日前: 標準(★★)を全問

次の4〜5日で、標準(★★)を解きます。定期テストの中盤〜終盤の問題はほぼこのレベルから出ます。基礎と同じように、解けなかった問題に印を付けてください。

標準がきついと感じたら、無理に全問進めるより、その単元の基礎で印が付いた問題を先に消化してからのほうが進みが良くなります。

学校のワークや問題集が指定されている場合は、そちらの提出を最優先にしてください。このサイトは「ワークを解いたが解説が薄くて分からない問題の類題を探す」「ワークが終わったあとの2周目」として使うのが効率的です。

3日前〜前日: 印の付いた問題だけ2周目

ここからは新しい問題を解きません。印の付いた問題だけをもう一度解きます。1周目で解けた問題を解き直すのは、時間の使い方としてもったいないからです。

2周目でも解けなかった問題は、解答の「ポイント」と「よくある間違い」を読み、方針を口で説明できるかを確かめてください。「グラフを描いて、軸の位置で場合分け」のように、手順を言葉にできれば本番でも手が動きます。

前日は、印の問題の解き直しが終わったら、範囲の単元の「ポイント」だけを通しで読み返します。30分もかかりません。

当日の朝

新しい問題には手を出さないでください。できない問題に当たると、精神的に良くないだけです。やるとしたら、すでに解けると分かっている計算問題を1〜2問、手を温める程度に解くくらいで十分です。

この手順の要点

要するに「①範囲を単元に対応させる ②基礎→標準の順で全問 ③印を付ける ④終盤は印だけ」の4つです。テストのたびにこれを繰り返すと、印の数が回を追うごとに減っていくはずです。それがそのまま、実力が付いている証拠になります。

物理の定期テストの場合

物理基礎・物理の定期テストも、進め方は同じです。範囲の単元を物理基礎・物理の単元ページに対応させ、基礎→標準の順に解いて印を付け、終盤は印だけを回します。

物理で数学と違うのは、「公式の当てはめ」より「図をかいて式を立てる」ことに時間をかける点です。力の図示、v-tグラフ、エネルギーの収支、P-Vグラフ、回路図のどれを描く単元かを、単元ページの記事で最初に確認してください。定期テストの物理は、図をかけば解ける問題がほとんどで、図をかかずに公式に数値を入れて失点するのが典型的なパターンです。物理基礎の勉強法と図をかく技術に、単元ごとの図の型をまとめてあります。

単元ページの記事を範囲の確認に使う

各単元には解説記事があり(単元ページのいちばん下にリンクがあります)、「定期テストと入試での出方」の節で、その単元のテストで何が中心に出るかを書いてあります。範囲表を単元に対応させたら、その単元の記事のこの節を読んで、「どの型を確実にすればよいか」を把握してから基礎に入ると、2週間の配分を決めやすくなります。

たとえば2次関数なら「軸が動く場合分けが最後の大問になることが多い」、三角関数なら「方程式・不等式と合成が中心」、確率なら「反復試行と条件付き確率」というふうに、単元ごとの重点が書いてあります。範囲が広くて時間が足りないときは、この重点から順に仕上げてください。