群数列の解き方(第n群の最初の項と、何群の何番目か)

文: KOSNiZ·最終更新: 2026年11月9日

数列をいくつかずつ区切り、それぞれを群とよぶ数列を群数列といいます。群数列の問題を解く手がかりは、「第 群までに何項あるか」を表す式です。この1つの式から、第 群の最初の項、ある項が何群の何番目にあるか、群ごとの和が順に求められます。

手順1: 第 群までの項数を式にする

例として、自然数を次のように区切った群数列を考えます。

第 群は 個の項からなります。第 群までの項数は です。

この式から、第 群までの項数は です。第 群の最初の項は全体の 番目の項で、この例では項の値と番号が一致するので、第 群の最初の項は になります。

群数列で最も誤りが多いのは、第 群までの項数と第 群までの項数の混同です。 を代入して、実際の区切りと一致するかを確認する習慣をつけてください。 なら、第1群までの項数は で、第2群の最初の項は 番目の項の です。

手順2: ある項が何群の何番目かを不等式で特定する

ある番号の項や値が何群に属するかは、次の不等式を満たす を求めて特定します。

上の例で、 が何群にあるかを考えます。 を満たす は、 から です。第9群までに 項あるので、 は第10群の 番目になります。第10群の項数は なので、 は第10群の最後の項です。

この不等式では、等号の位置に注意が必要です。番号が第 群までの項数にちょうど等しいとき、その項は第 群の最後の項で、第 群の最初の項ではありません。

手順3: 群の和と、途中までの和

第 群の和は最初の項・項数・最後の項から求めます。上の例の第 群は から までの 個の連続した整数です。等差数列の和の公式から、和は次のようになります。

なら で、 と一致します。

「初項から第 項までの和」は、完全に含まれる群の和の合計と、最後の群の途中までの和に区切って計算します。

値 が 個ずつ並ぶ数列 で、第 項と、初項から第 項までの和を求めてみます。第 群までの項数は で、 から、第 項は第14群にあり、値は です。和は第13群までの和 と、第14群の最初の 項の和 の合計で、 になります。

区切りが問題文に明記されていないとき

分数や数の組を規則的に配列した数列では、区切りが問題文に明記されていないことがあります。分母や成分の和のように、ある量が等しい項を1つの群とみなすと、群数列として扱えます。

区切りを自分で設定する問題では、どの量が群の番号を表し、どの量が群の中での順番を表すかを、最初に答案に明記してください。そのあとの手順は上の手順1から3と同じです。最難関編の分数を並べた群数列が、この型の問題です。

つまずきやすいところ

群数列の誤りの大半は番号の1つのずれです。第 群までの項数を とすると、第 群の最初の項は 番目、最後の項は 番目です。求めた式に を代入して、実際の数列と照合してから次の計算を開始してください。

もう1つは、不等式 の等号の位置の誤りです。等号を左側に付けると、群の最後の項を次の群の最初の項と誤認します。

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数列の標準の群数列、応用の群数列(奇数の群)、難関の群数列(自然数を群に分ける)で、ここまでの手順を練習できます。 の計算は数列の和の求め方を参照してください。