物理 / 運動量と力積
運動量の定義
問題
質量 の物体が、速さ で東向きに運動している。この物体の運動量の大きさと向きを答えよ。
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「運動の勢い」を表す量は、質量と速度の積で定義される。速度がベクトルなら、この量もベクトルになるはずだ。
解答・解説
方針
運動量は p=mv。速度と同じ向きをもつベクトルなので、大きさと向きをセットで答える。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「重い物体がゆっくり」と「軽い物体が速く」——どちらの勢いが強いかを比べるための量が運動量である。質量と速度の積で定義され、速度と同じ向きをもつベクトルになる。
公式運動量 (単位 kg・m/s。向きは速度と同じ)
① 代入する。
向きは速度と同じ東向き。
まとめ 運動量が主役になるのは「衝突・分裂」の場面である。力の詳細がわからなくても、運動量の合計は保存する——その強力さを、この単元でこれから見ていく。ベクトルであることを忘れると、向きが変わる問題(壁の衝突など)で符号を落とすので、最初に釘を刺しておく。
答
、東向き
別解
単位から意味を読むルート。 kg・m/s という単位は「質量×速度」そのもの。同じ でも、 が で動いてもよいし、 が で動いてもよい。
「重さで稼ぐか、速さで稼ぐか」の積が同じなら勢いは同じ——トラックの徐行と野球のボールの速球が同程度の運動量を持ち得る、という比較で実感しておくとよい。
ポイント
- p=mv(ベクトル)
- 向きは速度と同じ
- 衝突・分裂の場面の主役
よくある間違い
- 大きさだけ答えて向きを落とす
- 運動エネルギー ½mv² と混同する
- 単位を kg・m/s² と書く(それは力)