物理 / 単振動

単振動の基本量(振幅・周期・振動数)

★ 基礎単振動

問題

ある物体が、振幅 、周期 秒の単振動をしている。(1) 振動数 (2) 角振動数 をそれぞれ求めよ。円周率を とする。

t [s]x [m]OA=0.20T=0.50 s0.501.0
振幅 0.20 m・周期 0.50 s の単振動の x-t グラフ
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円運動の「周期・回転数・角速度」の関係が、単振動では「周期・振動数・角振動数」にそのまま対応する。1 往復=1 回の振動として数える。

解答・解説

方針

振動数は f=1/T、角振動数は ω=2π/T=2πf。円運動の T・n・ω と同じ換算関係。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 単振動の記述量は円運動の完全な相似形である。1 往復にかかる時間が周期 、1 秒あたりの往復回数が振動数 、そして が角振動数 ——円運動の の翻訳になっている。

公式

① 振動数。

② 角振動数。

まとめ 「角」振動数と呼ぶのは、単振動が等速円運動の影(正射影)だから(b02)。振幅 は円の半径に対応する。 の換算は波の単元の とも同じで、物理全体で使い回す基本の乗り換えである。

(1) (2) ()

別解

波の単元の記憶とつなぐルート。 波で使った はそのまま。新顔の は「1 秒あたりに進む位相(角度)」で、1 往復=1 周()と数えるから

なら 1 秒に 2 周分= rad。「振動を角度で測る」という発想さえ入れば、覚えることは実質 1 つである。

ポイント

  • f=1/T、ω=2πf
  • 円運動の T・n・ω の翻訳
  • 振幅は円の半径に対応

よくある間違い

  • ω=2π/T の 2π を落とす
  • 振動数と角振動数を混同する
  • 1 往復を 2 回の振動と数える