物理 / 気体の熱力学

ボイルの法則

★ 基礎気体の法則ボイルの法則

問題

温度を一定に保ったまま、圧力 、体積 の気体を、体積 まで圧縮した。圧縮後の圧力を求めよ。

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温度が一定のとき、圧力と体積のあいだに成り立つ関係を思い出そう。体積が 3 分の 1 になったら、圧力はどうなるか——反比例の感覚で見当をつけてから式で確かめるとよい。

解答・解説

方針

温度一定なので PV=一定(ボイルの法則)。P₂=P₁V₁/V₂。体積 1/3 で圧力 3 倍。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「温度一定」という言葉が合図である。温度一定の気体では圧力と体積が反比例する(ボイルの法則)。押し縮めれば、そのぶん圧力が上がる。

定理ボイルの法則: 温度一定のとき (圧力と体積は反比例)

① 代入する。

V [10⁻³ m³]P [10⁵ Pa]Oはじめ圧縮後2.06.01.03.0
温度一定の変化は等温線(反比例の曲線)の上を動く

まとめ 体積が になれば圧力は 倍—— が一定だから、片方が減った倍率だけ、もう片方が増える。- グラフに描くと反比例の曲線(等温線)の上を移動していることになる。

別解

分子の絵で納得するルート。 同じ数の分子を 3 分の 1 の部屋に閉じ込めると、壁の同じ面積に当たる分子の数は 3 倍になる。温度が同じ=1 個あたりの勢いが同じなら、壁への衝突の効果はちょうど 3 倍——圧力 3 倍である。

「反比例」という数学の言葉の裏には、この衝突の混み具合の絵がある。分子運動のイメージを持っておくと、あとの分子運動論(応用)にそのままつながる。

ポイント

  • 温度一定→PV=一定
  • 体積 1/3 で圧力 3 倍(反比例)
  • P-V グラフでは等温線上の移動

よくある間違い

  • 比例と勘違いして P を 1/3 にする
  • V の単位(10⁻³)を片方だけ落とす
  • 温度一定の条件を確認せずに使う