数学C / 平面上の曲線

放物線の接線

★★ 標準放物線接線

問題

放物線 上の点 における接線の方程式を求めよ。

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接点が分かっている接線には、判別式を使うより速い書き方がある(放物線の場合の形を思い出せるか)。思い出せなければ、上半分を微分して傾きを出す道もある。

解答・解説

方針

上の点 での接線は を代入する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 次曲線上の点での接線には、半分ずつ置き換える公式がある。 上の点 では

( の片方を に、 的に置き換えた形。)

を代入して

公式放物線 上の点 の接線:

① 公式に当てはめる。 。点

② 整理する。 両辺を で割って

xyO(1,2)
y²=4x と点(1,2)での接線 y=x+1

まとめ: 次曲線の接線は「 に置き換える」タイプの公式で出せる。放物線 なら 。微分せずに接点の座標を入れるだけで接線が求まる。

発展 — 一歩先へ。 この接線 は、 切片が準線 軸の交点の真上 — 偶然ではなく、放物線の接線は「接点と焦点・準線の対称性」を豊富に持つ。たとえば焦点 から接線に下ろした垂線の足は必ず 軸上に乗る、接線は「焦点からの光の反射方向」を二等分する、など — パラボラアンテナの反射性質の証明は、この接線の式から始まる。

「半分ずつ置き換える」公式は円()・楕円・双曲線に共通の文法で、 次式の「極線」という統一概念の現れ。 つ覚えれば 曲線分の接線公式が手に入る。

別解

公式を使わず、微分で傾きを出す道と、重解で確かめる道 — つの独立ルートで同じ接線に着いてみせよう。

微分ルート: の両辺を で微分(陰関数微分)すると 、つまり

では 。傾き を通る直線は

重解チェック: に代入すると

重解 — 直線は曲線と 点でだけ触れている。接線の資格の完全な証明だ。

「公式(速い)・微分(汎用)・重解(検算)」の三段構え。公式の形を忘れても微分で作れ、答えが合っているかは重解で確かめられる — 楕円・双曲線の接線でも、この三点セットはそのまま通用する。

ポイント

  • 放物線の接線
  • の置き換え。

よくある間違い

  • 接線公式の置き換えを 等、 側の 型を崩す
  • 用の微分()を流用する(横向き放物線は陰関数で)
  • が曲線上にあることを確認せず公式を使う( ✓ の一言)