数学C / 平面上の曲線
放物線の接線
問題
放物線 上の点 における接線の方程式を求めよ。
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接点が分かっている接線には、判別式を使うより速い書き方がある(放物線の場合の形を思い出せるか)。思い出せなければ、上半分を微分して傾きを出す道もある。
解答・解説
方針
上の点 での接線は 。、 を代入する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 次曲線上の点での接線には、半分ずつ置き換える公式がある。 上の点 では
( の片方を に、 を 的に置き換えた形。)
、 を代入して
① 公式に当てはめる。 は 。点 。
② 整理する。 両辺を で割って
まとめ: 次曲線の接線は「、 に置き換える」タイプの公式で出せる。放物線 なら 。微分せずに接点の座標を入れるだけで接線が求まる。
発展 — 一歩先へ。 この接線 は、 切片が準線 と 軸の交点の真上 — 偶然ではなく、放物線の接線は「接点と焦点・準線の対称性」を豊富に持つ。たとえば焦点 から接線に下ろした垂線の足は必ず 軸上に乗る、接線は「焦点からの光の反射方向」を二等分する、など — パラボラアンテナの反射性質の証明は、この接線の式から始まる。
「半分ずつ置き換える」公式は円()・楕円・双曲線に共通の文法で、 次式の「極線」という統一概念の現れ。 つ覚えれば 曲線分の接線公式が手に入る。
別解
公式を使わず、微分で傾きを出す道と、重解で確かめる道 — つの独立ルートで同じ接線に着いてみせよう。
微分ルート: の両辺を で微分(陰関数微分)すると 、つまり
点 では 。傾き で を通る直線は
重解チェック: を に代入すると
の重解 — 直線は曲線と 点でだけ触れている。接線の資格の完全な証明だ。
「公式(速い)・微分(汎用)・重解(検算)」の三段構え。公式の形を忘れても微分で作れ、答えが合っているかは重解で確かめられる — 楕円・双曲線の接線でも、この三点セットはそのまま通用する。
ポイント
- 放物線の接線 。
- 、 の置き換え。
よくある間違い
- 接線公式の置き換えを 等、 側の 型を崩す
- 用の微分()を流用する(横向き放物線は陰関数で)
- 点 が曲線上にあることを確認せず公式を使う( ✓ の一言)