数学C / 平面上の曲線
極方程式(直線になる)
問題
極方程式 を直交座標の方程式に直せ。
ヒントを見る
左辺をじっと見る。それ、直交座標への変換式のどれかに、そのまま一致していないか。
解答・解説
方針
をそのまま使う。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 辞書 がそのまま使える形 — 翻訳は 語で終わる。
軸に平行な縦の直線だ。
極方程式の見た目( と の絡んだ式)に身構える前に、「辞書の語がむき出しになっていないか」を最初に見る — この問題はその練習である。
をそのまま当てはめる。
これは 、すなわち 軸に平行な縦の直線。
まとめ: はそのまま 、 はそのまま になる。だから は即 (縦の直線)。 を丸ごとかけたりせず、 のかたまりに注目するのがコツ。
発展 — 一歩先へ。 円の と直線の — の掛かる場所が違うだけで図形が一変する対比は、極方程式の読み方の良い教材だ。前者は「 が開くと縮む」(原点に戻る円)、後者は「開くと伸びる」(無限遠へ逃げる直線)— が分子か分母かで、風景が逆になる。
さらに と分母に を足すと放物線に化ける — 円錐曲線の統一極方程式 ( は離心率)の世界で、直線はその の極限とみなせる。焦点から測る極座標では、円・楕円・放物線・双曲線が つの式の家族になる。
(縦の直線)
別解
翻訳に頼らず、式の意味を直接読むとこうなる。
は「原点から距離 ・角 の点の、横方向の成分」— つまり点の 座標そのものだ。式 は
「 座標が の点の集まり」
という日本語を極座標で書いただけ — 縦の直線 である。
と変形した形でも風景が読める: で (最短 — 原点から直線への垂線の足 )、 が開くほど は伸び、 で (直線の彼方へ)。「垂線の足が最短で、角度が開くと遠ざかる」— 原点から直線を見た距離の風景が、 の形に写っている。
一般に、原点から距離 ・垂線の向き の直線は 。今回は の特別な場合 — 直線の極方程式の標準形の入り口である。
ポイント
- 、。
- は縦線 。
よくある間違い
- を 座標と取り違えて とする( が )
- 「(原点中心の円)」と混同する( の有無で別物)
- 極方程式に見えず について解こうとして で止まる(それでも正解の形)