数学C / 平面上の曲線

焦点と漸近線から双曲線を求める

★★ 標準双曲線

問題

つの焦点が で、漸近線が である双曲線の方程式を求めよ。

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未知数 に対して条件も つ(漸近線の傾き・焦点の位置)。傾きの条件で の式にして、焦点の条件へ代入する流れが見えるか。

解答・解説

方針

焦点 、漸近線 。双曲線は を代入して を出す。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 双曲線の設計図も 点セット — ただし関係式は楕円と符号が違う。

読み取れるのは、焦点 と、漸近線の傾き

を関係式に入れて 。よって

公式双曲線(横型):、漸近線

① 漸近線から の関係。 より

② 焦点の式に代入。 だから

よって

③ 方程式を書く。

xyO(5,0)(−5,0)
焦点(±5,0)・漸近線±(4/3)x → 双曲線 x²/9−y²/16=1

まとめ:双曲線は (足す)。漸近線の傾き から を作り、焦点の式に入れて を出す。楕円()と符号が逆なので混同しない。

発展 — 一歩先へ。 この双曲線は遠方で漸近線 限りなく近づくが決して触れない。式で見ると の右辺 が「漸近線からのずれの源」で、 が大きいほど相対的に無視され、(漸近線のペア)に近づく — 右辺を に置き換えると漸近線が出る、という覚え方の理屈である。

の特別な場合(直角双曲線)では箱が正方形になり、漸近線が直交する。 回すと の形 — 反比例のグラフが双曲線の一員だった、という数Iからの伏線回収がここで起きる。

別解

連立を解かずに、双曲線の箱の絵 を直読みする方法がある。

双曲線 には、補助の長方形(横 ・縦 、原点中心)が付いている — 漸近線はこの長方形の対角線で、焦点までの距離 は対角線の半分の長さ、つまり

( の正体は、この長方形の対角線の三平方だ。)

問題の条件を箱の言葉に訳す: 対角線の傾きが で、対角線の半分が の直角三角形しかない。 が即読みできる。

楕円の は「糸を張った三角形」、双曲線の は「箱の対角線」— 出どころの絵が違うから符号が違う。 つの絵を持てば、符号の混同は構造的に起きない。

ポイント

  • 双曲線
  • 漸近線の傾き で連立。

よくある間違い

  • 楕円の式 を流用して が負になり混乱する(双曲線は足す)
  • 漸近線の傾き と逆に取る
  • 方程式の右辺の符号・引く側()を落として楕円の形にする