数学C / 平面上の曲線
極方程式が表す曲線
問題
極方程式 が表す曲線を、直交座標の方程式で求めよ。
ヒントを見る
に直し、、 を代入。 を 乗する。
解答・解説
方針
、すなわち 。、 を代入して 、両辺を 乗して整理する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 極方程式を直交座標に直すには、、、 の変換を使う。
まず分母を払って の形にする。
すると (=)と (=)がそのまま代入できる。
を 乗すれば の方程式が出る、と見通す。
① 分母を払う。 より
② 直交座標に直す。 、 を代入して
③ 乗して整理する。
まとめ:極方程式は「、 を代入」。分母を払って にすると代入しやすい。 を 乗して (頂点 の放物線)。 の形は放物線(離心率 )を表す。
発展 — 一歩先へ。 という形は、焦点を極(原点)に置いた円錐曲線の統一表示。離心率 で形が決まり、 なら楕円、 なら放物線、 なら双曲線になる。
今回は で 。だから放物線。実際 の焦点は原点 で、極とちょうど一致する。
この極形式は、惑星や彗星の軌道(ケプラーの法則)を表すのに使われる。太陽を焦点(極)に置くと、軌道が の形になる。極方程式は、天体の運動を記述する言葉でもある。
放物線
別解
別解 — 離心率で曲線の種類を見抜く(得意な人向けの視点)。 計算する前に、極形式の分母の形から曲線の種類が分かる。
焦点を極に置いた円錐曲線は の形で、 が離心率。 で楕円、 で放物線、 で双曲線。
今回の は の係数が 、つまり 。だからこれは放物線だと即断できる。
種類が分かったうえで、直交座標に直す。分母を払って 、、 を代入し 、 乗して
焦点は原点 (=極)、準線は 。 という予想どおりの放物線。
素直に代入して計算する本解と同じ。 を見た時点で「放物線が出るはず」と分かるので、計算結果の検算にもなる。円錐曲線の統一形を知っていると、答えの形が先読みできる。
ポイント
- 、、。
- を 乗して 。
よくある間違い
- 、 の変換を取り違える。
- 乗したとき の展開を誤る。
- 分母を払わずに、 のまま代入しようとして詰まる。