数学C / 平面上の曲線

媒介変数から2次曲線(2倍角)

★★★ 応用媒介変数表示

問題

媒介変数 を用いて と表される曲線を、 の方程式で表せ()。

ヒントを見る

、2つの三角関数を別々に眺めていても進まない。 だけで表せる関係に気づけるか。それが見えれば は消せる。消したあと、 が動ける範囲まで確認できたら完答。

解答・解説

方針

( 倍角)を使う。 を代入すると だけで表せる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 を、別々に眺めても は消えない。

だけで表す関係を思い出す。 倍角 がそれ。

を代入すれば だけで書ける。三角関数の媒介変数は、倍角公式でパラメータを橋渡しして消す、と見通す。

公式 倍角:

① 使える公式を選ぶ。 を結びつけたい。 で表す 倍角 が使える。

② 代入する。 だから

③ 範囲を確認する。 より は横向きの放物線(の一部)。 の範囲も になる。端の点も確認しておく。 のとき のとき に実際に到達するから、両端の点も曲線に含まれる。

xyO−111−1t=π/2t=3π/2頂点 (t=0)
x=1−2y²(−1≤y≤1、−1≤x≤1)。t=0 で頂点(1,0)、t=π/2 で端点(−1,1)、t=3π/2 で端点(−1,−1)に到達する(端も含む)。黒の破線は y の範囲外=放物線の続き(答えには含まれない)

まとめ:媒介変数が三角関数でも、 倍角や相互関係で「片方の変数だけ」に寄せられれば を消せる。 を使うと 。頂点 で左に開く放物線になる( の範囲つき)。

発展 — 一歩先へ。 消去して得た は、頂点 で左に開く放物線。ただし でしか動かないから、描かれるのは端点 を結ぶ弧の部分だけ。方程式だけを見て全体の放物線と早合点しないことが大切だ。

しかも、 から まで動くあいだ、 と往復する。点はこの弧の上を行ったり来たりする。

媒介変数表示は「どの範囲を、どう動くか」まで含めて曲線を語る。 を消した方程式は形だけを残し、動きと範囲は落ちてしまう。だから範囲 を書き添えて、はじめて元の曲線を正しく表せる。

(放物線の一部)

別解

別解 — 点を打って曲線を予想し、恒等式で確かめる(苦手な人向けの実験ルート)。 公式で消去する前に、 にいくつか値を入れて点を並べてみる。

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が同じ 、と左右対称。横倒しの放物線 を疑って各点を入れると、。全部ぴたりと乗る。

予想が立ったら、恒等式で仕上げる。 は、倍角公式によりすべての 。だから曲線は ()。

公式で一気に消去する本解と同じ答え。先に点で形をつかむと、消去した式が正しいかの検算にもなる。

ポイント

  • に統一。
  • の範囲 に注意。

よくある間違い

  • の式と勘違いし、 を混同して代入する。
  • を消すことばかり考え、 から来る範囲 を書き忘れて放物線全体を答える。
  • の倍角を と誤り、 で表す形に持ち込めず手が止まる。