数学C / 平面上の曲線

極方程式が表す2次曲線

★★★ 応用極方程式放物線

問題

極方程式 を直交座標の方程式に直せ。

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分母を払ったあとが勝負。 を「 の式」の形にしてから 乗できるか。順番を間違えると根号が残って詰まる。

解答・解説

方針

分母を払って を使い、両辺 乗して を消す。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 極方程式を直交座標に直す。使う置きかえは

まず分母を払って の形にする。すると が代入でき、 になる。

残った で置いて 乗すれば、 だけの式になる。放物線が出る、と見通す。

重要分母つき極方程式は、分母を払い を代入、 乗して消す

① 分母を払う。

を代入。 より

を代入して 乗。

が消えて 、すなわち

頂点 の放物線。

xyO頂点焦点
y²=4(x+1)。頂点(-1,0)、焦点は原点

まとめ: の形は放物線(離心率 )。分母を払って を入れ、残った で置いて 乗すれば直交座標に直せる。原点が焦点になっているのが極方程式表示の特徴だ。

発展 — 一歩先へ。 得られた は、頂点 、焦点が原点の放物線。極(原点)がちょうど焦点に一致するのが、この極形式のうまみだ。

分子の には意味がある。 を入れると 。これは焦点から真上に伸ばした距離、つまり焦点を通り軸に垂直な弦(通径)の半分にあたる。

だから通径の全長は で、 の通径 と一致する。極形式の分子は、放物線の「太さ」をそのまま表していたわけだ。

(放物線)

別解

別解 — いくつかの点を打って形を読む(苦手な人向けの実験ルート)。 計算に入る前に、 をいくつか代入して点を打ってみる。

のとき 、点は のとき 、点は のとき 、点は

原点にいちばん近い点が で、そこから上下に開いていく。これは頂点 、右に開く放物線の形だ。

焦点は極すなわち原点 。頂点から焦点までが だから、放物線は 、つまり

分母を払って代入する本解と同じ。点を打つと、頂点・開く向き・焦点の位置が目で見え、答えの放物線が先に見えてくる。

ポイント

  • 分母を払い を代入。
  • 乗して消す。

よくある間違い

  • 分母を払わず、 のまま を代入しようとして式が絡まる。
  • 乗するとき の展開を誤り、 などとする。
  • 乗で無縁解を気にする一方、 が要求する の確認を忘れる。