数学C / 空間ベクトル

3点が一直線上にある条件

★★ 標準共線

問題

が一直線上にあることを示せ。

ヒントを見る

一直線上 ⟺ が平行(実数倍)。 つのベクトルを作って見比べよう。

解答・解説

方針

点が一直線上 ⟺ が平行()。 つのベクトルを求めて実数倍の関係を確かめる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 点が一直線上にある条件は、共通の点から見た 本のベクトルが平行であること。

を計算すると

で成立 — から 方向へ 倍進んだ点で、 点は一直線上にある。空間では「たすき掛け 」の平面用判定式がないので、実数倍の形で示すのが標準だ。

重要 が一直線上 (平行)

つのベクトルを求める。

② 実数倍の関係を確かめる。

の実数倍なので、 を共有するので 点は一直線上にある。

ABC
3点 A(0,0,0), B(1,1,1), C(2,2,2) は AC=2AB なので一直線上

まとめ: 点が一直線上にあるかは「共通の点から引いた ベクトルが平行( 実数倍)」で調べる。 なら、 から 方向に 倍進んだ点で、一直線上だ。

発展 — 一歩先へ。 共線条件の兄貴分が共面条件(4 点が同一平面上): 本で張れること。「 本で書ければ直線上、 本で書ければ平面上」— 張るのに必要な本数が、図形の次元を数えている。

原点から見た書き方 (係数の和が )も同値な共線条件で、位置ベクトルの応用問題(交点の決定)で主役になる。今回の — 係数 が確かに成り立っている。

(平行)なので一直線上

別解

点の座標をそのまま眺めると、等間隔の関係が見えてくる。

各成分が と等差で並ぶ — つまり のちょうど中点だ。実際

が線分 の中点(内分点)」なら、 は当然 上 — 点は一直線上にある。

実数倍(本解)と分点(この別解)は、同じ事実の つの言い方だ。「」を分点の言葉に翻訳すると「 に内分する」— 一般に の値が、 点の並び順( の内外、 の大小)まで教えてくれる。共線の証明では、 を求めた後に「どの点が間にあるか」まで一言添えると、図の理解が伝わる答案になる。

ポイント

  • 一直線上
  • 共通点から ベクトルを引いて比べる。

よくある間違い

  • 起点をそろえず 等の混在で比べて混乱する(共通の点から 本作る)
  • 成分の「比が等しい」ことを一部の成分だけで確認する(全成分で同じ )
  • を示した後、「よって一直線上」の結論の一文を書かない