数学C / 空間ベクトル
平面のベクトル方程式(法線)
問題
点 が、原点を通り法線ベクトルが である平面上にあるかを調べよ。
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法線ベクトルと平面の関係を思い出そう — 平面上の点は、法線との内積が になる。点を代入して内積を計算するだけ。
解答・解説
方針
原点を通り法線 の平面は (位置ベクトルが法線に垂直)。点の座標を として内積が かを調べる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 原点を通り法線 の平面とは、「原点からの位置ベクトルが と垂直な点の集まり」。式にすれば
判定は内積 回。 で
内積 — 位置ベクトルが法線と垂直なので、点は平面上にある。
① 平面の方程式を書く。 なので
② 点を代入して調べる。 を左辺に。
になるので、点 は平面上にある。
まとめ:平面は「法線ベクトルに垂直な点の集まり」。原点を通るなら 、成分で 。点を代入して なら平面上。法線の成分が平面の方程式の係数になる。
発展 — 一歩先へ。 を成分で書けば — 平面の方程式は 次式で、係数がそのまま法線になる。数IIの直線 の が法線だったのと同一の構造で、次元が つ上がっただけだ。
「 次方程式の係数 法線」という対応は、平面どうしのなす角(法線のなす角)、平面と直線の交点、距離の公式 — 空間図形の計量のほぼすべての入り口になる。ベクトル方程式 と成分の 次式は、同じ平面の つの表記として自在に行き来できるようにしておきたい。
なので平面上にある
別解
内積 の値そのものに、平面からの距離という意味がある — かどうかの判定を超えて読んでみよう。
法線方向の単位ベクトルは ()。任意の点 に対して
は「 の法線方向成分」— つまり点が平面からどれだけ浮いているか(符号付きの距離)を表す。
- 今回の点: — 浮きゼロ、平面にぴったり乗っている
- たとえば なら: — 法線の向きに だけ浮いている
「平面上にあるか」の判定式は、距離の式の値が の場合だった。この読みができると、点と平面の距離の公式 が丸暗記でなく「法線方向の成分を測っているだけ」と腑に落ちる — 数IIの点と直線の距離と、まったく同じ構造である。
ポイント
- 平面 (原点通過)。
- 法線の成分 = 方程式の係数。
よくある間違い
- 法線ベクトルを「平面に平行なベクトル」と誤解する(法線は平面に垂直な向き)
- 原点を通らない平面にも を使う(通る点 があれば )
- 内積の計算で の符号を落とす