数学C / 空間ベクトル

平面のベクトル方程式(法線)

★★ 標準平面のベクトル方程式

問題

が、原点を通り法線ベクトルが である平面上にあるかを調べよ。

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法線ベクトルと平面の関係を思い出そう — 平面上の点は、法線との内積が になる。点を代入して内積を計算するだけ。

解答・解説

方針

原点を通り法線 の平面は (位置ベクトルが法線に垂直)。点の座標を として内積が かを調べる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 原点を通り法線 の平面とは、「原点からの位置ベクトルが と垂直な点の集まり」。式にすれば

判定は内積 回。

内積 — 位置ベクトルが法線と垂直なので、点は平面上にある。

重要原点を通り法線 の平面 (平面上の点の位置ベクトルは法線に垂直)

① 平面の方程式を書く。 なので

② 点を代入して調べる。 を左辺に。

になるので、点 は平面上にある。

n(2,−1,0)O
原点を通り法線 n=(1,2,2) の平面。点(2,−1,0) は n·(2,−1,0)=0 で平面上

まとめ:平面は「法線ベクトルに垂直な点の集まり」。原点を通るなら 、成分で 。点を代入して なら平面上。法線の成分が平面の方程式の係数になる。

発展 — 一歩先へ。 を成分で書けば — 平面の方程式は 次式で、係数がそのまま法線になる。数IIの直線 が法線だったのと同一の構造で、次元が つ上がっただけだ。

次方程式の係数 法線」という対応は、平面どうしのなす角(法線のなす角)、平面と直線の交点、距離の公式 — 空間図形の計量のほぼすべての入り口になる。ベクトル方程式 と成分の 次式は、同じ平面の つの表記として自在に行き来できるようにしておきたい。

なので平面上にある

別解

内積 の値そのものに、平面からの距離という意味がある — かどうかの判定を超えて読んでみよう。

法線方向の単位ベクトルは ()。任意の点 に対して

は「 の法線方向成分」— つまり点が平面からどれだけ浮いているか(符号付きの距離)を表す。

  • 今回の点: — 浮きゼロ、平面にぴったり乗っている
  • たとえば なら: — 法線の向きに だけ浮いている

「平面上にあるか」の判定式は、距離の式の値が の場合だった。この読みができると、点と平面の距離の公式 が丸暗記でなく「法線方向の成分を測っているだけ」と腑に落ちる — 数IIの点と直線の距離と、まったく同じ構造である。

ポイント

  • 平面 (原点通過)。
  • 法線の成分 = 方程式の係数。

よくある間違い

  • 法線ベクトルを「平面に平行なベクトル」と誤解する(法線は平面に垂直な向き)
  • 原点を通らない平面にも を使う(通る点 があれば )
  • 内積の計算で の符号を落とす