数学C / 空間ベクトル
空間の2直線のなす角
問題
直線 、 のなす角 ()を求めよ。
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直線のなす角は、方向ベクトルのなす角。( にとるため内積に絶対値)。
解答・解説
方針
直線のなす角は、方向ベクトル 、 のなす角(または からの角)。(鋭角にとるため絶対値)。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 直線のなす角は、位置(通る点)には関係なく、方向ベクトルどうしのなす角で決まる。
、 の内積と大きさから を求める。
ただし直線のなす角は にとる。
だから内積が負でも鋭角側にとるため、絶対値をつける、と見通す。
① 内積と大きさ。 、 より
② なす角。
より 。
まとめ: 直線のなす角は「方向ベクトルのなす角」で、通る点は無関係。、内積に絶対値をつけて にとる。 で 。
発展 — 一歩先へ。 直線のなす角に絶対値 をつけるのは、方向ベクトルの向き()を反対にとっても角が同じになるようにするため。ベクトルどうしなら だが、直線どうしは で測る約束だ。
じつはこの 直線は交わらない(共有点をもたない)。空間では、平行でも交わりもしない「ねじれの位置」の直線がある。それでも、方向ベクトルさえあれば、なす角はきちんと定義できる。
平面なら 直線は必ず交わるか平行だが、 次元にはねじれの位置という第 の関係が加わる。位置によらず方向だけで角が決まる、という点が要だ。
別解
別解 — 辺の長さから正三角形を見抜く(得意な人向けの視点)。 方向ベクトル とその差 で三角形を作ると、 辺の長さから角が読める。
、 で、。差は で
辺 がすべて 。 を 辺、 を対辺とする三角形は正三角形だから、 と のなす角は 。 に収まるので、 直線のなす角も 。
から出す本解と同じ。 辺が等しいと分かれば、内積を経由せずに正三角形の角 と即断できる。
ポイント
- 方向ベクトル 、内積 、大きさ 。
- → 。
よくある間違い
- 直線の通る点を計算に入れてしまう(なす角は方向だけで決まる)。
- 内積の絶対値をとらず、鈍角になる( にとる)。
- 方向ベクトルの大きさ を誤り、 を取り違える。