数学C / 空間ベクトル
平行四辺形の面積(外積)
問題
つのベクトル 、 を 辺とする平行四辺形の面積を求めよ。
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つのベクトルが直交していることに、まず気づく。直交する 辺の平行四辺形は長方形 — 面積はただの掛け算。
解答・解説
方針
ベクトルが作る平行四辺形の面積は (外積の大きさ)、または 。 なので底辺 × 高さでもよい。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 ベクトルが張る平行四辺形の面積は、外積の大きさ で出せる。
外積を組み立てなくても、 という形でも同じ面積が出る。
「面積へは 本の道がある」と構えて、計算しやすい方を選べばよい。
① 外積を求める。 の成分は
② 大きさ(= 面積)を求める。
(別解:(垂直)なので面積 。)
まとめ:空間の平行四辺形の面積は「外積の大きさ 」。外積は ベクトルに垂直で、大きさが平行四辺形の面積になるベクトル。 なら単純に でも同じ。三角形ならこの半分だ。
発展 — 一歩先へ。 平行四辺形の面積は とも書ける( は 辺のなす角)。内積が を、外積が を取り出している、と見るとよい。
辺の長さ を固定したまま角 だけ変えると、面積は に比例する。 で となり、面積は最大の 。いまはちょうど直角なので、この最大値を取っている。
逆に 辺が平行()へ近づくと で、平行四辺形はぺしゃんこにつぶれ、面積は になる。同じ長さの 辺でも、直角のときいちばん広く、平行に近いほど狭い。面積は「開き具合」 が握っている。
別解
別解 — 図形として見て長方形の面積で出す(苦手な人向けの視覚ルート)。 公式に入れる前に、 つのベクトルがどんな図形を張るかを見る。
は 軸方向に長さ 、 は 軸方向に長さ の矢印だ。
内積は 。つまり 辺は垂直に交わる。
垂直な 辺が張る平行四辺形は、ただの長方形。面積は縦 横で
外積 の大きさで出す本解と同じ 。成分に が並ぶベクトルは軸に沿った矢印なので、まず絵にすると、公式を使うまでもなく図形の面積として読めることがある。斜めに交わる一般の場合は本解の外積(または )に戻ればよい。
ポイント
- 平行四辺形の面積 。
- でも同じ。
よくある間違い
- 外積の成分(たすき掛けの差)を取り違え、 の各成分を誤る。
- 平行四辺形の面積を、三角形の面積(半分)と混同して とする。
- のときの の近道を、垂直でない一般の場合にも使ってしまう。