数学C / 空間ベクトル
4点が同一平面上にある条件
問題
点 、、、 が同一平面上にあることを、ベクトルを用いて示せ。
ヒントを見る
同一平面上 ⟺ が と の 次結合で書ける。成分で係数を決められるか試そう。
解答・解説
方針
点 が の定める平面上 ⟺ と表せる( ベクトルの 次結合)。 が求まれば共面。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 点 が の定める平面上にあるのは、 が の 本で表せるとき。
つまり とおけるかどうか。成分を比べて が存在するか調べる。
「同一平面 = ベクトルの 次結合で表せる」という言いかえが核だ。
① 次結合とおく。 。
② 成分を比べる。 成分 、 成分 、 成分 (一致)。
と表せるので、 は の定める平面上にある( 点は同一平面上)。
まとめ:点が「 点の定める平面上」にあるかは、 が つの辺ベクトル の 次結合で表せるかで判定。 成分がすべて なので、この 点は 平面上にあると一目で分かる。
発展 — 一歩先へ。 今回は基準点を にとったので、 と、係数 の 本で表せた。この は、 を目盛りにした「平面内での座標」だ。
基準点が原点でない一般の 点 では、条件はもう少し対称になる。 が の平面上にあるのは、 かつ と書けるとき。
係数の和が 、という縛りが「同じ平面に乗る」の正体だ。これはアフィン結合と呼ばれ、三角形の内部を重み付き平均で指す重心座標にもつながる。 点を基準にとる見方と、 点を対等に扱う見方は、この和 の条件でつながっている。
と表せる(共面)ので同一平面上
別解
別解 — 点を通る平面の方程式を先に決める(得意な人向けの視点)。 次結合を作るかわりに、 を通る平面の方程式を求めて、 がそれを満たすかを見る。
平面を とおく。 点を代入すると
- :。
- :。
- :。
残るのは 、つまり平面 ( で割った)。 の定める平面は 平面そのものだ。
は を満たすので、この平面の上にある。よって 点は同一平面上にある。
を の 次結合で表す本解と同じ結論。「平面の方程式を先に立てて、残りの点を代入する」やり方は、点が 個・ 個に増えても手間が変わらないのが強みだ。
ポイント
- 共面 。
- ベクトルの 次結合で表せれば同一平面上。
よくある間違い
- 「同一平面」を「」や「 が の実数倍」と、共線・零ベクトルの条件に取り違える。
- 成分比較で 成分だけを見て、 成分の一致()の確認を飛ばす。
- どんな でも必ず 次結合で表せると思い込み、表せない(共面でない)場合があるのを忘れる。