数学C / 平面ベクトル
垂直な単位ベクトル
問題
に垂直な単位ベクトルを求めよ。
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に垂直なベクトルは、成分を入れかえて片方の符号を変えると作れる(内積で確認できる)。あとは長さを に整える。答えが つある理由も考えよう。
解答・解説
方針
に垂直なベクトルは または (成分を入れかえて片方の符号を変える)。それを大きさで割って単位ベクトルにする。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「垂直」と「単位」— つの条件を順に満たしていく。
垂直なベクトルは、成分を入れかえて片方の符号を反転すれば作れる: に対して (内積 で確認)。
単位ベクトルにするには、大きさで割る。 だから 。
垂直な向きは反対側にもある — も答え。 本セットで答えるのを忘れない。
① 垂直なベクトルを作る。 に対して 。確認:内積 で垂直。
② 単位ベクトルにする。 で割る。
③ 逆向きも答え。 垂直な向きは つ(反対向き)。
まとめ: に垂直なのは「成分を入れかえて一方にマイナス」= 。内積が になるのですぐ確認できる。単位ベクトルは大きさで割る。垂直方向は反対向きも含めて つある。
発展 — 一歩先へ。 単位化した と のペアは「互いに垂直な単位ベクトルの組」(正規直交基底)— 傾いた座標軸として使える完全なセットだ。あらゆるベクトルがこの 本で分解でき、内積の計算が普通の座標と同じ形で通る。
は の有理数版()。ピタゴラス数から作れる「きれいな角度」は、問題作成の裏側でも重宝されている — –– や –– の親戚が出てきたら、同じ構図を疑ってよい。
と
別解
「成分を入れかえて符号反転」の正体は、 回転だ。
ベクトル を原点まわりに反時計回りへ 回すと 、時計回りなら になる — 紙の上で 、 を確かめると、この置き換え規則が見える。回転は長さを変えず角度を 変えるから、出てくるベクトルは自動的に垂直で同じ長さだ。
を両向きに回すと と 。長さは元と同じ (有名な –– の直角三角形!)なので、 で割って
「垂直の相棒は 回転で作る」— この見方は法線ベクトル(直線 の と方向 の関係)や、複素数平面の 倍( 回転)と同じもの。単元をまたいで繰り返し出会う、平面の基本操作である。
ポイント
- に垂直 = 。
- 大きさで割る。反対向きも答え( つ)。
よくある間違い
- 成分を入れかえるだけ()で符号反転を忘れる(内積 )
- 単位化を忘れて のまま答える(「単位ベクトル」の条件)
- 逆向きの 本を落として片方だけ答える