数学C / 平面ベクトル

なす角の計算

★★ 標準なす角内積

問題

のなす角 を求めよ。

ヒントを見る

内積と大きさをそれぞれ計算して を出す。出てきた値がどの角に対応するかは、有名角の表から。

解答・解説

方針

。内積(成分)と大きさを求めて代入し、 から角を読む。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 なす角は、内積の定義式を について解いた

で求める。部品は つ — 内積(成分の積の和)と、 つの大きさ(三平方)。

計算すると 、よって の値から角を読む最後の一歩は、有名角の表(単位円)の出番だ。

公式なす角

① 内積と大きさを求める。

を計算する。

③ 角を求める。 より

xyOab30°
a=(1,√3),b=(√3,1) のなす角は30°

まとめ:なす角は「内積 ÷(大きさの積)= 」。。成分の内積 と大きさ を正確に。

発展 — 一歩先へ。 偏角の目で内積の公式を見直すと、( は各偏角)— つまり内積は加法定理 の別の姿だ。成分の内積 がまさに右辺に対応している。ベクトルと三角関数が同じ事実を共有している好例である。

なお が有名角の値にならない場合は、 は「 を満たす角」のように値のまま答える — 角そのものより の値が本体、という場面も多い。

別解

この 本は有名な向きのベクトルなので、それぞれの向き(偏角)を先に読むと、公式なしで角が出る。

— 横 に対して縦 。これは 軸から の向きだ( の三角形の形)。

— 横 に縦 軸から の向き。

なす角は向きの差

内積の計算と一致する。

本のベクトルが について鏡写し(成分の入れ替え)であることに気づけば、「 の線をはさんで対称に ずつ」という配置まで見える。成分が有名角の形( など)のときは、偏角読みが最速で、内積公式の検算にもなる。

ポイント

よくある間違い

  • 内積を のように積の積にする(成分ごとの積の「和」)
  • 大きさを と和にする(三平方で )
  • から と読む()