数学C / 平面ベクトル

内部の点と三角形の面積比(重心座標)

実戦編平面ベクトル面積1次結合幾何単元横断

問題

三角形 の内部の点 を満たすとき、 つの三角形 の面積比を求めよ。

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などで条件を書き直すと の重み の平均に。この重みが に対応する。

解答・解説

方針

を位置ベクトルに直して の重みつき平均で表す。重み(重心座標)が面積比に一致することを使う。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 条件 を、位置ベクトルに直して を求める。

等を代入して整理すると、 を重み で平均した点(重心座標)だ。

この重み が、そのまま向かい合う三角形の面積比になる。

重要 のとき

を重みつき平均に。 等で条件を書くと よって 。重み(重心座標)は

xyOABCP
内部の点 P が PA+2PB+3PC=0 を満たすとき、3つの三角形の面積比は 1:2:3(重み 1,2,3 に対応)。

② 面積比に読み替える。 重心座標の重みは、対応する対頂の三角形の面積比に一致する。すなわち の重み の重み の重み に対応。

③ 結論。

まとめ ベクトル条件から を重み の重心座標で表すと、その重みがそのまま面積比 。ベクトル(1次結合)と面積・重心座標の融合。 の係数が、その頂点の“向かいの三角形”の面積の重みになる。

発展 — 一歩先へ。 重み(重心座標) は、向かい合う三角形の面積比 にちょうど一致する。この「面積座標」は、有限要素法(構造物や流体を三角形メッシュに分けて計算する工学手法)で、三角形内部の値を補間する基本の道具として現役で使われている。

条件から 。係数 がそのまま面積比になり、

別解

別解 — 重みを1つずつ「てこの原理」で分ける(苦手な人向け)。 条件 を、重さのつり合いとして読む。 にそれぞれ重り を置くと、その重心(つり合いの点)が

面積比を求めるには、まず の重り を合成する。 に内分する点 (重り )に置き換えられる。(重り )と (重り )を に内分する点だ。

すると は、 も同様に を占め、比は

位置ベクトルで一気に(本解)出す代わりに、「重りを合成する」てこの見方だと、なぜ重み が面積比になるかが順を追って見える。

ポイント

  • 条件を書き直すと
  • 重心座標の重み 向かいの三角形の面積比。

よくある間違い

  • を位置ベクトルに直すとき、 の符号を誤る。
  • 重み と面積比の対応を逆にする(頂点 の重み は向かいの の面積比)。
  • 分母 を落とし、 の位置を誤る。