数学C / 平面ベクトル

大きさの条件から内積・なす角

★★★★ 難関内積なす角大きさ

問題

のとき、内積 と、 のなす角 を求めよ。

ヒントを見る

を展開すると内積が現れる。。ここから 、そしてなす角。

解答・解説

方針

を展開して を求める。なす角は

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 内積を求めたいが、直接は与えられていない。

ここで という「差の大きさ」に注目する。その 乗を展開すると、内積 が顔を出す。

に既知の値を入れて を出す。

なす角は、そのあと の公式で求める、と見通す。

公式

① 内積を求める。 。展開して

より

② なす角。

より

xyOaba−b60°
|a|=3,|b|=2,|a−b|=√7 の三角形。a·b=3、なす角60°

まとめ:大きさから内積は「(または )を展開」。 に代入して 。なす角は

発展 — 一歩先へ。 は、じつは余弦定理そのもの。 を入れると となる。

ベクトルの内積は、代数(成分計算)と幾何(長さと角)を橋渡しする。 が作る三角形で、この式が三辺と角の関係を語っている。

を展開すれば、平行四辺形のもう 本の対角線が出る。差は 、和は 。符号の違いが、 本の対角線の長さの違いを生む。

別解

別解 — 余弦定理で角を先に出す(得意な人向けの視点)。 辺、 を対辺とする三角形とみれば、余弦定理がそのまま使える。

三辺は のなす角 について、余弦定理は

数値を入れると 。よって

内積は定義から

を展開して内積を出す本解と同じ。じつは両者は同じ式で、内積を挟むかどうかの違いだけ。三角形の三辺が見えれば、余弦定理で角を先に求める道も自然だ。

ポイント

よくある間違い

  • の展開で の符号を誤る。
  • の分母 を取り違える。
  • そのものと混同し、 を出す一手を飛ばす。