数学C / 平面ベクトル

交点の位置ベクトル

★★★★ 難関位置ベクトル交点係数比較

問題

三角形 において、 とする。辺 に内分する点を 、辺 に内分する点を とする。線分 の交点を とするとき、 で表せ。

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上と 上の 通りで表す。 次独立だから、 の係数どうし・ の係数どうしが等しい(係数比較)。

解答・解説

方針

を線分 上の点として 、線分 上の点として 通りに表す。 次独立なので係数を比較して を求める。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 交点 は「線分 上」と「線分 上」の両方にある。

だから 通りの媒介変数()で表す。

次独立なので、 つの表現の係数を比較して連立方程式を作る。

これが交点を求める定石。まず で表しておく、と見通す。

重要 次独立なら、 の表し方は一意。 通りの表現の係数を比較する

を表す。 に内分するから に内分するから

OABMNP
三角形OABと、AN・BMの交点P。OP=(4/7)a+(1/7)b

通りに表す。 線分 上( から )は

線分 上( から )は

③ 係数比較で連立。 ::。第 式より 。第 式に代入して整理すると

を求める。 を代入して

まとめ:交点は「 直線上の点として 通りに表し、 次独立から係数比較」。 上と 上の表現の の係数をそれぞれ等しいとおいて連立。

発展 — 一歩先へ。 次独立な を「座標軸」とみると、 の斜交座標。ふつうの 座標と同じように、点を数の組で扱える。

次独立が効くのは「表し方が一意」だから。だからこそ係数比較(片方の座標どうしを等しいとおく)が成り立つ。もし が平行(従属)なら、この一意性が崩れる。

交点を「 直線上の点として 通りに表す」のは、連立方程式で交点を出す座標幾何と同じ考え。ベクトルは、基準を自由に選べる座標系だ。

別解

別解 — を座標軸とみて交点を出す(得意な人向けの視点)。 を斜交座標の軸とみなすと、 と、ふつうの座標の要領で書ける。

直線 を通るので、切片形で 。直線 を通るので 、すなわち

この 直線を連立する。 に入れて

の斜交座標だから

媒介変数で係数比較する本解と同じ。 を座標軸に選べば、交点は連立 次方程式(直線の交点)そのもの。座標幾何の道具がそのまま使える。

ポイント

  • 上・ 上の 通りで表す。
  • 次独立で係数比較 →

よくある間違い

  • 内分点 の比()を取り違える。
  • 係数比較を 別々に行わず、 本の式で処理しようとする。
  • 線分 上の点を表すとき、始点()と終点()の対応を逆にする。