数学C / 平面ベクトル
交点の位置ベクトル
問題
三角形 において、、 とする。辺 を に内分する点を 、辺 を に内分する点を とする。線分 と の交点を とするとき、 を 、 で表せ。
ヒントを見る
を 上と 上の 通りで表す。 が 次独立だから、 の係数どうし・ の係数どうしが等しい(係数比較)。
解答・解説
方針
を線分 上の点として 、線分 上の点として と 通りに表す。 は 次独立なので係数を比較して を求める。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 交点 は「線分 上」と「線分 上」の両方にある。
だから を 通りの媒介変数()で表す。
は 次独立なので、 つの表現の係数を比較して連立方程式を作る。
これが交点を求める定石。まず を で表しておく、と見通す。
① を表す。 は を に内分するから 。 は を に内分するから 。
② を 通りに表す。 線分 上( から へ )は
線分 上( から へ )は
③ 係数比較で連立。 :、:。第 式より 。第 式に代入して整理すると 、。
④ を求める。 を代入して
まとめ:交点は「 直線上の点として 通りに表し、 次独立から係数比較」。 上と 上の表現の の係数をそれぞれ等しいとおいて連立。。
発展 — 一歩先へ。 次独立な を「座標軸」とみると、 の は の斜交座標。ふつうの 座標と同じように、点を数の組で扱える。
次独立が効くのは「表し方が一意」だから。だからこそ係数比較(片方の座標どうしを等しいとおく)が成り立つ。もし が平行(従属)なら、この一意性が崩れる。
交点を「 直線上の点として 通りに表す」のは、連立方程式で交点を出す座標幾何と同じ考え。ベクトルは、基準を自由に選べる座標系だ。
別解
別解 — を座標軸とみて交点を出す(得意な人向けの視点)。 を斜交座標の軸とみなすと、、、、 と、ふつうの座標の要領で書ける。
直線 は と を通るので、切片形で 。直線 は と を通るので 、すなわち 。
この 直線を連立する。 を に入れて 、、、。
が の斜交座標だから
媒介変数で係数比較する本解と同じ。 を座標軸に選べば、交点は連立 次方程式(直線の交点)そのもの。座標幾何の道具がそのまま使える。
ポイント
- を 上・ 上の 通りで表す。
- 次独立で係数比較 → 、。
よくある間違い
- 内分点 の比( と )を取り違える。
- 係数比較を 別々に行わず、 本の式で処理しようとする。
- 線分 上の点を表すとき、始点()と終点()の対応を逆にする。