数学C / 平面ベクトル
三角形の重心(ベクトル)
問題
点 、、 を頂点とする三角形の重心 の位置ベクトルを求め、座標で表せ。
ヒントを見る
重心の位置ベクトルは つの位置ベクトルの平均。式で書いてから成分に落とす。
解答・解説
方針
重心の位置ベクトルは 頂点の位置ベクトルの平均 。各頂点の座標を平均する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 重心の位置ベクトルは 。 頂点の位置ベクトルの平均だ。
「重心 = 位置ベクトルの平均」という基本を、そのまま使う。
あとは各頂点の座標を平均して、成分に落とすだけだと見通す。
公式三角形の重心 ( 頂点の平均)
① 位置ベクトルの平均を計算する。
② 座標を書く。 。
まとめ:重心はベクトルで「 頂点の平均」。座標では 、 それぞれ平均。、。位置ベクトルの言葉で重心を扱えると、 などの性質も導ける。
発展 — 一歩先へ。 重心 には「」という性質がある。 頂点から を見た位置ベクトルの和が、ちょうど打ち消し合う。これが「重心 = つり合いの中心(質量中心)」の意味だ。
じっさい を移項すれば、この和が になることが確かめられる。
平均という考え方は 点にかぎらない。 個の点の重心は で、やはり全部の平均だ。中線を に内分する性質も、この平均の式から出てくる。
答
、
別解
別解 — 中線を に分ける点として求める(苦手な人向けの図形ルート)。 重心は「頂点と対辺の中点を結ぶ中線を、頂点側から に内分する点」。この図形の性質を使っても求められる。
まず頂点 の対辺 の中点 を出す。。
重心 は から へ に内分する点。位置ベクトルで書くと
、 を入れると 。
頂点を平均する本解と同じ 。中線を に分ける図形の性質から出発しても、同じ重心にたどり着く。
ポイント
- 重心 。
- 、 それぞれの平均。
よくある間違い
- 重心の位置ベクトルを で割り忘れ、 のまま答える。
- 内心や外心と混同し、辺の長さや垂直二等分線を持ち出してしまう。
- 中線を に分ける向き(頂点側が )を取り違え、 を中点寄りに置く。