数学C / 複素数平面
3点が一直線上にある条件
問題
複素数平面上の 点 、、 が一直線上にあることを示せ。
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点が一直線上にある条件を、複素数の商で表す方法があった — 商がどんな値になれば一直線上といえるか。実際に計算して確かめよう。
解答・解説
方針
点 が一直線上 ⟺ が実数( は各点の複素数)。この比を計算して実数かを調べる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 複素数平面で 点の共線を調べる道具は、差の比
( から見た 方向の比)。この値が実数なら、 方向は回転のずれがない — 同一直線上だ。
実数 — よって 点は一直線上にある( は から 方向へ 倍の位置)。
① 比を計算する。 、、。
② 実数かを確かめる。 は実数。よって は実数なので、 点は一直線上にある。
まとめ:複素数平面で 点が一直線上にあるかは「 が実数か」で調べる。この比が実数 = と が平行(偏角の差が か )。ここは比が (実数)で一直線上、 は の 倍の位置だ。
発展 — 一歩先へ。 差の比のフル活用形が、 点の円周角の定理の複素数版だ: (非調和比)が実数 ⟺ 点が同一円周上(または直線上)。共線条件は、その の極限とみなせる — 「直線は半径無限大の円」という射影幾何の視点につながっている。
実数条件の実務的な言い換え を使うと、 — 共役の計算だけで共線が判定できる。文字のまま論証する問題(垂心・外心の証明)では、この形が主力になる。
(C-A)/(B-A)=2(実数)なので一直線上
別解
「比が実数なら一直線」の理由を、商の幾何的意味から掘っておこう。
複素数の商 の偏角は、 つの差の偏角の差 — つまり点 から を見る方向と を見る方向のなす角そのものだ。
- 商が実数(偏角 か ) ⟺ 方向が同じ向きか正反対 ⟺ 一直線
- 商が純虚数(偏角 ) ⟺ 方向が直角 ⟺
今回の商 は「正の実数」— は と同じ側にいる( をはさまない)ことまで読める。ベクトルの言葉なら の実数倍条件と同じことだ。
この「商の偏角 なす角」は、複素数平面の図形問題の万能メーター。共線(実数)・垂直(純虚数)・正三角形( 回転)— 位置関係の問いは、差の比を つ計算して偏角を読む、に集約される。 点問題を見たら、まずこの比を作る癖をつけたい。
ポイント
- 一直線上 が実数。
- 実数 = 偏角の差 or (平行)。
よくある間違い
- 差をとらず座標の比 で判定する(基準点 からの差の比)
- 商の計算(分母の実数化)を誤り虚部が残ったのに実数と結論する
- 「実数である」ことの明言と結論(よって一直線上)の一文を書かない