数学C / 複素数平面

3点が一直線上にある判定

★★★★ 難関共線条件複素数平面

問題

複素数平面上の が一直線上にあるかどうかを、複素数を用いて判定せよ。

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点が一直線上 ⟺ が実数(=偏角が )。この商を計算する。

解答・解説

方針

が一直線上にある ⟺ が実数。この商を計算して、実数かどうか調べる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 点が一直線上にあるかは、 が実数かどうかで判定できる。

これは「 から見た の向きと の向きが同じ(または逆)」= 偏角の差が 、を意味する。

だからこの商を計算する。

虚部が (実数)なら一直線上、と見通す。

重要 が一直線上 ⟺ が実数

① 差を計算する。

② 商を計算する。 分母の共役を掛ける。

③ 判定する。 は実数。よって 点は一直線上にある(しかも より、 から 方向に 倍の位置)。

まとめ: 点の共線判定は「 が実数か」。分母の共役を掛けて計算し、虚部が なら一直線。値 (実数かつ正)は、 の延長上にあることも示す。

発展 — 一歩先へ。 という商は、複素数の割り算が「回転と拡大の逆」だから意味をもつ。その偏角は「 から を見る向き」と「 から を見る向き」の角度差。この差が 、つまり商が実数なら 点は一直線だ。

商の値そのものにも情報がある。実数で正なら と同じ側(半直線上)、負なら反対側。今回の は正なので、 から 方向へ 倍伸ばした位置にある。

同じ商が実数でなく「純虚数」なら、(直交)。商の偏角が、 点の位置関係をまるごと語っている。

(実数)なので、 点は一直線上にある

別解

別解 — の実数倍かを見る(得意な人向けの視点)。 商を割り算しなくても、 の実数倍になっているかを直接確かめればよい。

差を計算する。

なので、。実数 倍だから、 と同じ向き。よって 点は一直線上にある。

座標の傾きで見てもよい。 から への傾きは への傾きも 。傾きが等しいので一直線。

を計算する本解と同じ結論。 がすぐに の見やすい実数倍になっていれば、割り算せずとも共線と分かる。実数倍 同じ向き、が判定の核だ。

ポイント

  • (実数)→ 一直線上。

よくある間違い

  • 商の計算で分母の共役を掛けるのを忘れる。
  • が実数 共線、という条件を使えない。
  • 実部だけ見て、虚部が かの確認を飛ばす。