数学C / 複素数平面
z³=8i を解く
問題
方程式 を解け。
ヒントを見る
を極形式に。解を とおくと 、。 で 個の解。
解答・解説
方針
右辺 を極形式にする:絶対値 、偏角 。解 とおき、、()から を求める。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 は「 乗根を求める」問題。 を極形式 とおくのが定石。
右辺 も極形式にする。
絶対値どうし()、偏角どうし()を比べる。
偏角に の周期を入れて とすると、 個の解が出る、と見通す。
公式 の解は 個。 とおき、絶対値 、偏角
① 右辺を極形式に。 。
② 絶対値と偏角。 とおくと より 。偏角は
③ 各解を求める。
- :、。
- :、。
- :、。
まとめ: は「極形式で絶対値と偏角を比較」。、偏角は から ずつ増える 個。 解は半径 の円周を 等分した位置(正三角形の頂点)に並ぶ。
発展 — 一歩先へ。 の解は、半径 の円周を 等分した位置、つまり正 角形の頂点に並ぶ。 乗根なら正三角形、 乗根なら正五角形だ。
だから つ根が見つかれば、残りは「 の 乗根を掛ける」だけで得られる。 の 乗根 を掛けると、 ずつ回った次の頂点になる。
なら、これら 個の解の和はつねに (重心が中心)。 乗根の幾何は、正多角形の対称性そのものだ。
答
別解
別解 — つの根に の 乗根を掛ける(得意な人向けの視点)。 個の偏角を別々に計算しなくても、 つ根を見つければ、残りは回転で出せる。
まず の根 を求める。
乗根は正三角形の頂点に並ぶので、 を ずつ回せば残り つ。 の 乗根 を掛ける。
( の偏角 に を足すと になり、それぞれ 、。)
の偏角を順に計算する本解と同じ 解。「 つ求めて を掛ける」と、偏角を毎回足す手間が省ける。正三角形の対称性を使った近道だ。
ポイント
- 、。
- ()で 。
よくある間違い
- 偏角に の周期を入れず、解を つしか出さない。
- から を求め損ねる。
- の 個で止めず、 以降(重複)まで数える。