数学C / 複素数平面

z³=8i を解く

★★★★ 難関z^n=α1のn乗根

問題

方程式 を解け。

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を極形式に。解を とおくと 個の解。

解答・解説

方針

右辺 を極形式にする:絶対値 、偏角 。解 とおき、()から を求める。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 は「 乗根を求める」問題。 を極形式 とおくのが定石。

右辺 も極形式にする。

絶対値どうし()、偏角どうし()を比べる。

偏角に の周期を入れて とすると、 個の解が出る、と見通す。

公式 の解は 個。 とおき、絶対値 、偏角

① 右辺を極形式に。

② 絶対値と偏角。 とおくと より 。偏角は

③ 各解を求める。

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xyO√3+i−√3+i−2i
z³=8i の3解は半径2の円周を3等分した位置(正三角形の頂点)に並ぶ

まとめ: は「極形式で絶対値と偏角を比較」。、偏角は から ずつ増える 個。 解は半径 の円周を 等分した位置(正三角形の頂点)に並ぶ。

発展 — 一歩先へ。 の解は、半径 の円周を 等分した位置、つまり正 角形の頂点に並ぶ。 乗根なら正三角形、 乗根なら正五角形だ。

だから つ根が見つかれば、残りは「 乗根を掛ける」だけで得られる。 乗根 を掛けると、 ずつ回った次の頂点になる。

なら、これら 個の解の和はつねに (重心が中心)。 乗根の幾何は、正多角形の対称性そのものだ。

別解

別解 — つの根に 乗根を掛ける(得意な人向けの視点)。 個の偏角を別々に計算しなくても、 つ根を見つければ、残りは回転で出せる。

まず の根 を求める。

乗根は正三角形の頂点に並ぶので、 ずつ回せば残り つ。 乗根 を掛ける。

( の偏角 を足すと になり、それぞれ 。)

の偏角を順に計算する本解と同じ 解。「 つ求めて を掛ける」と、偏角を毎回足す手間が省ける。正三角形の対称性を使った近道だ。

ポイント

  • ()で

よくある間違い

  • 偏角に の周期を入れず、解を つしか出さない。
  • から を求め損ねる。
  • 個で止めず、 以降(重複)まで数える。