数学B / 漸化式と数学的帰納法
1・2・3段の上り方(トリボナッチ数列)
問題
段の階段を、 回に 段・ 段・ 段のいずれかで上る。上り方の総数 が満たす漸化式を求め、 を求めよ。
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最後の 歩に注目。 段なら残り 段、 段なら 段、 段なら 段。 の漸化式は つ前まで。
解答・解説
方針
最後の 歩が 段・ 段・ 段のどれかで場合分け。それぞれ残り 段の上り方に帰着し、和が漸化式。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 段の上り方を、最後の1歩で場合分けするのが漸化式の常道だ。
最後の1歩が 段なら、その前は 段を上っている。 段なら 段、 段なら 段。
この3つは重ならず、全体を覆い尽くす。だから (トリボナッチ数列)。初期値 から順に計算する。
① 漸化式を立てる。 最後の 歩で分けると ② 初期値。 ()、()、()。
③ 順に計算。 よって 。
まとめ 最後の 歩( 段)で場合分けすると (トリボナッチ)。 から 。漸化式と数え上げの融合。
発展 — 一歩先へ。 上れる歩幅を に限るとフィボナッチ、 でトリボナッチ、 でテトラナッチと、 種類なら「直前 項の和」の漸化式になる。歩幅の種類が増えるほど場合分けの項が増え、数列の増え方も速くなる。カウント問題は「最後の1手」で場合分けする、が共通の型だ。
最後の 歩(1・2・3 段)で場合分けすると 。 から 。
別解
別解 — 直接「 の順序つき和」を数える(苦手な人向け)。 段の上り方は、「 を並べて合計 にする並べ方」の数だ。使う段数の組(何を何回使うか)で分類して数える。
- を 回: 通り
- を 回・ を 回: 通り
- を 回・ を 回: 通り
- を 回: 通り
- を 回・ を 回: 通り
- を 回・ を 回・ を 回: 通り
- を 回: 通り
合計 通り。漸化式(本解)の と一致する。
漸化式は速いが、この直接数え上げは「なぜ か」を具体的に見せてくれる。組の数え落としがないか、漸化式の答えと突き合わせて確かめられるのも利点だ。
ポイント
- 最後の 歩(1・2・3段)で場合分け。
- (トリボナッチ型)。
- から 。
よくある間違い
- 最後の1歩を「1段だけ」で場合分けし、 段・ 段の場合を落とす(3項の和になる)。
- 初期値を誤る(。 は の4通り)。
- の計算で1つ前の値を足し忘れる()。