数学II / 図形と方程式
2円が接する条件
問題
2つの円 と が接するような実数 の値をすべて求めよ。
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2円が接するのは、外側で接する場合と内側で接する場合の2通り。中心間距離が「半径の和」か「半径の差」に等しい。中心間距離は 、半径は と 。
解答・解説
方針
2円が接する ⟺ 中心間距離が(半径の和)または(半径の差)に等しい。外接・内接の2通りを立式する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「2円が接する」と言われたら、場合が2つあることを最初に思い出す。外側で接する(外接)と、内側で接する(内接)だ。
どちらも中心間距離だけで判定できる。外接なら距離が半径の和に、内接なら半径の差に等しい。
本問の中心は と で、距離は 。半径は と 。あとは と を解くだけで、符号もこめて4つの が出る。
① 中心間距離と半径。 中心 より距離 。半径は 。
② 外接。 :
③ 内接。 :
よって 。
まとめ:接する=外接 or 内接の2通りを、中心間距離 半径の和/差で立式するのが急所。 から符号 を取り出して4値。「接する」を1通りだと思い込むと を落とす。
発展 — 一歩先へ。 を から増やすと、内包(共有点なし)→ 内接 → 2点で交わる → 外接 → 外離れ、と位置関係が一列に遷移する。境目が と 。2円の位置関係5種は、中心間距離の数直線にこの2つの目盛りを打てば全部整理できる。
別解
2式を引いて共有点を数える(代数ルート)。 外接・内接の図が思い浮かばなくても、「接する 共有点がちょうど1個」を連立方程式で直接押さえられる。
2円の式を辺々引くと(。 は同心円で接しない)
共有点はすべてこの縦線の上にある。縦線 と円 の共有点は で2個、 で1個、 で0個。だから接する条件は
から 。 から 。合わせて で本解と一致する。
外接・内接という図形の場合分けが、 という代数の記号に自動で吸収される。検算にも使えるルートだ。
ポイント
- 中心間距離 、半径 。
- 外接 、内接 。
- 。
よくある間違い
- 外接だけを立式して で終える。半径の違う2円は内接もできる()。
- 半径の差の絶対値 の絶対値を忘れる。順序を固定して とすると「解なし」に見えて内接を落とす。
- の を半径と読んで とする。半径は 。