数学II / 図形と方程式
3点を通る円
問題
3点 、、 を通る円の方程式を求めよ。
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つの通過点の条件を扱いやすいのは、円の標準形と一般形のどちらだろう。通る点に原点が含まれていることが、計算をぐっと軽くしてくれる。
解答・解説
方針
円を一般形 とおき、3点をそれぞれ代入する。3つの式を連立して 、、 を決める。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 3点を通る円は、一般形 に3点を代入するのが正攻法だ。
未知数3つに、条件(通る点)3つ。ちょうど釣り合った連立ができる。
を含むおかげで が即座に出て、残りは2元連立。代入する順番で計算量が変わることも覚えておきたい。
公式円の一般形 。3点を代入して を連立で求める
を代入すると 。
を代入すると 、。
を代入すると 、。
よって円は 。平方完成して標準形にする。
中心 、半径 。
発展 — 一歩先へ。 一般形と標準形の使い分けは明快だ。通る点の条件なら一般形(代入が1次式で済む)、中心・半径の条件なら標準形。条件の種類が式の形を選ぶ。
3点を通る円は、三角形の外接円でもある。別解の「直角なら斜辺が直径」は、直角三角形の外心が斜辺の中点にあるという数学Aの事実の座標版だ。図形の性質と座標計算は、いつでも互いの近道になり合う。
答
別解
この3点の配置には、連立を丸ごと省略できる仕掛けが隠れている。
は 軸上、 は 軸上。つまり原点で、2辺が直角に交わっている。
円周角の定理の逆(直角を見込む2点は直径の両端)から、直角の対辺 — と を結ぶ線分 — がこの円の直径だ。
だから中心は直径の中点 、半径の2乗は中心から原点までで 。
「3点の配置をまず眺める」ひと呼吸が、連立3本を暗算1回に変えた。直角・等距離・対称性など、図形的な特徴が見えた瞬間に計算は軽くなる。座標の問題でも図形の目を手放さないこと。
ポイント
- 3点を通る円は一般形に代入して連立。
- 原点を通るなら で計算が軽くなる。
よくある間違い
- 最初から標準形 でおいて、代入後の展開で計算が膨らむ(3点通過は一般形が楽)
- 連立の消去で符号を誤る
- 答えの円に3点を代入し直す検算を飛ばす