数学II / 図形と方程式
平行四辺形の頂点
問題
平行四辺形 の3頂点が 、、 である。頂点 の座標を求めよ。
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平行四辺形の 本の対角線が交わる点には、よく知られた性質がある。それを座標の条件に翻訳すると が逆算できる。頂点の並び順()にも注意。
解答・解説
方針
平行四辺形は、2本の対角線がおたがいを2等分する。だから対角線 の中点と の中点が一致する。これを使って を求める。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 平行四辺形の座標の問題で頼れる性質は、「2本の対角線がおたがいを2等分する」だ。
の対角線は と (向かい合う頂点どうし)。この2本の中点が一致する。
の中点は具体的に計算できるから、それが の中点でもある、という等式から が逆算できる。
重要平行四辺形 → 2本の対角線の中点が一致する
の対角線は と 。まず の中点を出す。
これが の中点でもある。 とおくと
それぞれ解いて 、。よって 。
発展 — 一歩先へ。 「3頂点から残り1頂点」の答えは、実は3通りある(どの2点を対角線の相手にするかで変わる)。今回は という順序の指定が、その1つを選ばせている。指定がない出題では3つすべて答える型になる。
中点一致・矢印のつぎ足し、どちらの方法も、数学Cでは位置ベクトルの等式 という1本の式に統合される。
答
別解
「同じ矢印をつぎ足す」平行移動の見方だと、足し算1回で終わる。
平行四辺形 では、辺 と辺 が平行で長さも等しい。つまり から への移動(右へ 、上へ )と、 から への移動は同じ矢印だ。
中点の等式ルートと同じ答えになる。
この「点の差=移動の矢印」という見方は、数学Cのベクトルの先取りそのものだ。頂点の順序( の並び)から、どの辺とどの辺が対応するかを図で確かめてから矢印を作るのがこつである。
ポイント
- 平行四辺形は対角線の中点が一致。頂点の順番 に注意(対角線は と )。
よくある間違い
- 対角線を と と取り違える(対角線は向かい合う頂点どうしの と )
- 矢印ルートで と向きを逆にする
- 頂点の並び順( が一周する順)を確認せず、別の平行四辺形を作ってしまう