数学II / 図形と方程式

円上の点と直線の距離の最大・最小

★★★★ 難関円と直線最大・最小

問題

上の点 と、直線 との距離の最大値と最小値を求めよ。

ヒントを見る

円の中心から直線までの距離を出す。円上の点は中心から半径ぶん離れているので、直線までの距離は「中心からの距離 半径」の範囲を動く。

解答・解説

方針

円の中心から直線までの距離 を求める。円上の点から直線までの距離は、中心からの距離 を基準に 半径 の範囲を動く。最大 、最小

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 円上の点 から直線までの距離は、まず「中心から直線までの距離 」を基準にする。

中心 から直線 までの距離は

は半径 の円周上を動く。 から直線までの距離は、中心からの を中心に の範囲を動く。最大は 、最小は

重要円(中心 、半径 )上の点から直線までの距離は、 から直線までの距離 に対し、最小 、最大 (直線が円と交わらないとき)

① 中心から直線までの距離。 中心 、半径 。直線 までの距離は

なので、直線は円と交わらない。

xyOC
円の中心 C(1,2) から直線 3x+4y=0 までが 11/5。円上の点の距離は 11/5±2、最小 1/5・最大 21/5

② 最大・最小。 円上の点から直線までの距離は の範囲。

まとめ:円上の点と直線の距離は「中心からの距離 ± 半径 」。(交わらない)なら最小 。中心を通り直線に垂直な線が、最も近い点と遠い点を通る。(交わる)なら最小は になる点に注意。

発展 — 一歩先へ。 円上の点から直線までの距離が「中心距離 半径」を動くのは、円が直線から最も近い点・遠い点が、中心から直線に下ろした垂線と円の交点だから。最大点と最小点は直径の両端(中心を通り直線に垂直な直線上)にある。距離の最大最小は「中心を基準に半径ぶん揺れる」という円の一様性の現れだ。

最大値 、最小値

別解

別解 — 中心・直線・円のパラメータで最遠・最近点を特定する(得意な人向けの視点)。 円上の点を (・半径 )とパラメータ表示し、直線 までの距離を で書く。

は合成すると 、範囲 。だから分子の中身 から を動く。距離は から

「中心から距離 半径」の本解と同じ最大 ・最小 。合成 の振幅 が「半径 法線係数 」に対応する()。円周上を回る点の直線までの距離が正弦波になる、と見える。

ポイント

  • 中心から直線まで 、半径
  • 最大 、最小

よくある間違い

  • 中心から直線までの距離 の計算を誤る。
  • 最大・最小を (中心距離 半径)でなく別の式にする。
  • 最小値 や負にする( なので円は直線と交わらず、最小は正)。