数学II / 図形と方程式
内分点・外分点・中点
問題
2点 、 について、次の点の座標を求めよ。
(1) 線分 の中点
(2) 線分 を に内分する点
(3) 線分 を に外分する点
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内分点の公式を思い出す前に、図で位置のイメージを持とう(比の取り違えがいちばん多いミス)。中点は の特別な場合、外分は比の一方を負とみなせば同じ枠組みで扱える。 と は別々に計算。
解答・解説
方針
内分点の公式に当てはめる。外分は、比の一方をマイナスにする(または『内分の公式で片方を負に』)と覚える。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 内分点の公式は、たすきに掛ける — ここがポイントだ。
には (遠いほうの比)、 には (近いほうの比)が掛かる — ここが逆になりやすい。
覚え方。「 側の比 が の座標に掛かる」と丸暗記せず、 に近い点ほど の重みが大きいと考える。 の内分点は 寄りだから、 の重みが で大きい。
(1) 中点は の内分だから、ただの平均。
(3) 外分は、比の一方を負にした内分と考えると、公式が 本で済む(別解で詳しく)。
(1) 中点は の内分なので、単純に平均。
(2) の内分。公式に 、 を入れる。
(3) の外分。 を にして同じ公式。
発展 — 一歩先へ。 内分点の公式は、ベクトルで書くと 行になる。
座標と 座標を別々に書く必要がない。 ベクトルは「 つの座標をまとめて扱う」ための記法だから、公式が半分の長さになる。
そして、この形は「重みつき平均」そのものだ。
つの係数を足すと ()。これが「線分 上の点」であることの、代数的な特徴づけだ。
係数の和が で、両方 以上 → 線分 上。 係数の和が で、片方が負 → 直線 上だが、線分の外(外分点)。
「係数の和が 」が、直線を特徴づける。 この見方は、数Cのベクトルで「点が直線上にある条件」として再登場し、さらに「点が平面上にある条件」()へと拡張される。
外分点が「負の係数」で表されることも、この枠組みなら自然だ。 は
係数の和は のまま、片方が負になっただけ。 内分と外分は、 つの式の中で連続的につながっている。
(1) (2) (3)
別解
外分の公式を、内分と別に覚える必要はない。 「外分 比を負にした内分」という統一の見方を身につけよう。そして、比の向きを間違えないてこの見方も紹介する。
統一の視点: 外分は「負の比の内分」。
内分点の公式は
の外分は、 の内分として計算する。 を代入するだけだ。
公式が 本になった。 外分点の公式()を別に覚える必要はない — 内分の公式で、 を にするだけである。
なぜ「負の比」でよいのか。 外分点とは「線分の外側にある点で、 からの距離と からの距離の比が になる点」だ。 は の外側にあるので、 から見ると と は同じ側にある — 向きが揃っている。この「向きの反転」が、負の符号として現れるのだ。
てこの見方(比の向きを間違えないために)。
内分点を、シーソーのつり合う点だと思う。
なら、 側の腕が長く、 側の腕が短い。
てこの原理: 腕が短い側に、重い重りを置く。 だから
重みつき平均をとると
「 に近い点だから、 の重みが大きい」 — 直感と一致する。公式の と がどちらに掛かるか、二度と迷わない。
検算も忘れずに。
外分点 でも確かめる。
比はちゃんと 。ただし は線分の外側にいる — これが「外分」の意味である。
ポイント
- 内分点は比を『たすきに』かけて足し、比の和で割る。
- 外分は比の一方を負にするだけ。 は線分の外に出る。
よくある間違い
- 内分点で比のかけ方が逆になるミス。 内分は 側に が対応する
- 外分点の分母を にしてしまう(外分では 。比を負にした内分と考えると統一できる)
- 外分点が線分 の内側に出てきたのに、そのまま答えてしまう(外分点は必ず線分の外)