数学II / 図形と方程式

三角形の外心と外接円

★★★ 応用外心円の方程式

問題

3点 を頂点とする三角形の外心の座標と、外接円の方程式を求めよ。

ヒントを見る

外心の定義( 頂点から等距離)をそのまま式にする。距離そのものではなく 乗で比べるのがコツ — 立ててみると何が消えるか。

解答・解説

方針

外心は3頂点から等距離の点。各辺の垂直二等分線の交点として求める。あるいは中心 から3点までの距離が等しい式を連立する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 外心は 頂点から等距離の点だ。外接円の中心だから、 頂点までの距離はどれも半径で、互いに等しい。

そこで中心を とおく。 本を立てる。距離は 乗のまま比べると、 が両辺で消えて 次式になる。

「外心は 頂点から等距離」という定義を、そのまま座標の連立に翻訳する。これが核だ。

定理外心=3頂点から等距離の点(各辺の垂直二等分線の交点)

外心を とおく。 より

より

を入れると 。外心は

半径の2乗は 。外接円は

xyOABC外心
外心(3,1)は3頂点から等距離、外接円

発展 — 一歩先へ。 外接円の半径は、三角形の と面積 から でも出る。この三角形は 、面積 。代入すると で、外接円の半径 に一致する。

外心は各辺の垂直二等分線の交点でもある。 本の垂直二等分線が 点に集まること自体が、 頂点から等距離の点の存在を保証している。

外心は重心・内心とならぶ三角形の五心の つだ。座標では等距離の連立で、初等幾何では垂直二等分線の交点で、同じ点にたどり着く。

外心 、外接円

別解

別解 — 一般式に3頂点を代入して決める(得意な人向けの視点)。 外接円を とおき、 頂点を代入して を決める。原点 を通るので

を代入すると を代入すると を入れて

よって 。平方完成すると 。中心 、半径

型で中心を出す本解に対し、こちらは円の一般式に 点を入れて連立するだけ。 が原点なので となり計算が軽い。同じ外心 、外接円 が出る。

ポイント

  • 外心=3頂点から等距離。 型の式で2乗が消える。
  • 外接円の半径は、外心から1頂点までの距離。

よくある間違い

  • 外心を「 頂点の平均(重心)」と取り違え、 を答えにする。
  • を根号のまま等号で結び、 乗しないので が消えず式が重くなる。
  • 外心 を出して満足し、外接円の半径(外心から 頂点までの距離)を求めて方程式にするのを忘れる。