数学II / 指数関数・対数関数
常用対数の積の最大値
問題
が を満たすとき、 の最大値を求めよ。
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の両辺の常用対数をとると和が一定になる。 とおくと、和が一定の下で積 を最大化する問題。
解答・解説
方針
両辺の常用対数をとると 。 とおけば「和が一定の積の最大」で相加相乗。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 条件は積 、求めるのは対数の積。土俵がずれている。対数をとって、土俵をそろえる。
とおくと、 は という「和が一定」の条件に変わり、求めるものはただの積 になる。
和が一定のもとで積を最大にする。相加相乗平均の出番だ( から なので使える)。
① 対数をとる。 とおく。 より 。 の両辺の常用対数で
求めるものは 。
② 和が一定の下での積の最大。 相加相乗平均より
等号は 、すなわち 。よって最大値は 。
まとめ: を対数で に翻訳するのが急所。和が一定なら積は相加相乗(または放物線 の頂点)で最大 。常用対数と相加相乗平均の融合。
発展 — 一歩先へ。 条件を ()の3文字にすると、同じ翻訳で「 のもとで積 の最大」になり、答えは (3変数の相加相乗平均)。文字が増えても「対数で和一定に翻訳 → 相加相乗」という骨格は変わらない。
答
()
別解
2次関数に落とす(文字を1つ消す)。 相加相乗が不安なら、 を代入して1変数にすればよい。
より 。この範囲のまん中に頂点 が入っているから、最大値は (、すなわち )。
放物線の頂点(視覚)と相加相乗(不等式)は、「和が一定の積」の2大ルート。放物線ルートでは、頂点が定義域に入っているかの確認だけが必須の一手間だ。
ポイント
- 。
- 和一定の積は相加相乗で最大 。
よくある間違い
- を使わずに進める。この条件が を保証し、相加相乗平均の適用条件になっている。
- (対数の積)を (積の対数)と混同して「最大 」とする。
- 等号成立(、つまり )を書かない。最大値の主張には、実現する の確認が要る。