数学II / 指数関数・対数関数
小数首位(0が続く個数)
問題
を小数で表すと、小数第何位に初めて でない数字が現れるか。ただし とする。
ヒントを見る
『小数第何位に初めて数字が現れるか』も、常用対数の値から読める — 桁数のときの考え方を より小さい数へ広げてみよう。まず の値を計算する。
解答・解説
方針
をとる。値が より小さいので は負。 なら、 は 台なので、小数第 位で初めて でない数字が出る。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 より小さい正の数では、常用対数が負になる。その整数部分の読み方が今日の主題だ。
。
だから、 は 台。小数第 位で初めて でない数字が現れる。「 と の間」という負の数の挟み方を、数直線で確かめながら進めるのが安全だ。
① をとる。
② どの の間かを見る。 は と の間。
③ 位を読む。 台なので、初めて でない数字は小数第 位に現れる。
まとめ:小数首位は「 が 台( と の間)なら第 位」。桁数の話の裏返しで、負の指数の整数部分を見ればよい。実際 で、確かに第 位から始まる。
発展 — 一歩先へ。 別解の対応(分母が 桁 ⟺ 逆数は第 位に初めて数字)は、 のように分母が ちょうどでない限り成り立つ。境界( など)だけ例外になる — 端の検分の癖はここでも生きる。
「とても小さい数の大きさを桁で語る」のは、原子の大きさ( m)や確率の見積もりなど、科学の記法(浮動小数点)の基礎そのものだ。
小数第 位
別解
逆数の「桁数」に翻訳すると、前問の知識がそのまま使える。
。分母の桁数を調べよう。
だから、 は 桁の数(実際 )。
桁の数の逆数は、 より小さく 以上 — つまり小数第 位で初めて でない数字が出る。
確かに第 位に が現れている。「 桁の数の逆数は、小数第 位に初めて数字が立つ」という対応で、桁数の問題と小数首位の問題は同じ1つの問題の表裏になる。
ポイント
- が負のとき、その値がどの整数の間かを見る。
- 台 → 小数第 位。
よくある間違い
- の整数部分の挟み方を誤る( と の間)
- 桁数の公式()と小数首位の読みを混同して第 位と答える
- の符号を落として正の数として処理する