数学II / 指数関数・対数関数

対数関数の最大・最小(置き換え)

★★ 標準最大最小置き換え

問題

のとき、 の最大値と最小値を求めよ。

ヒントを見る

まず を係数の形に直す。そのうえで つの文字とみなすと 次関数になる。 の範囲から文字の範囲を出して、放物線で考えよう。

解答・解説

方針

に直すと、 の2次関数になる。 の範囲から の範囲を出し、放物線の頂点と両端を調べる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 。よく似た2つは別物だ。後者は と1次に開ける。

とおくと の2次関数になる。

急所はやはり の範囲。 に通して 。この区間で頂点と両端を調べる。

公式、平方完成

を直して置き換える。 なので、 とおくと

の範囲を出す。 は増加関数なので、 から

③ 放物線で読む。 頂点 (範囲内)で最小、頂点から遠い端 で最大。

xyO最小(1,2)最大(3,6)
y=(t-1)^2+2(横軸 t=log_2 x、0≦t≦3)。頂点t=1で最小2、右端t=3で最大6

に戻す。 すなわち

まとめ:対数の最大最小も「 を1文字 に → の範囲 → 放物線」。まず と直して1文字にまとめるのがコツだ。

発展 — 一歩先へ。 が使えたのは の範囲だからだ。 が負も動く一般の場面では と絶対値が要る。真数を2乗が守ってくれる分、条件がゆるむ — この微妙な差は、方程式で解が増減する事故の火種になる。

置きかえの2次関数という骨格は指数版とまったく同じ。2問をセットで復習すると、「新変数の範囲」という急所が単元を貫いていることが体でわかる。

最大値 ()、最小値 ()

別解

指数の問題(同じ2次式 が出た問題)と並べて見ると、この単元の設計が見える。

そちらでは で範囲 、今回は で範囲 。中身の2次関数はまったく同じだ。

候補表で仕上げる。、頂点 は範囲内。

  • 左端 ():
  • 頂点 (): — 最小
  • 右端 (): — 最大

指数と対数は互いに逆関数だから、置きかえ先の風景も鏡写しになる( の等差を の等比に、 の等比を の等差に変える)。 と等間隔に並ぶのが、その鏡の証拠だ。

ポイント

  • で1文字にまとめる。
  • の範囲 → の範囲へ。

よくある間違い

  • を混同する
  • の範囲 を出さずに全実数で頂点だけ見る
  • 最小をとる に戻し忘れる