数学II / 指数関数・対数関数
指数不等式(置き換え)
問題
不等式 を解け。
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置きかえで 次不等式に。文字の範囲が出たら指数の世界に戻す — 戻すときの不等号の向きは底の大きさで決まる。置きかえた文字が正であることも忘れずに。
解答・解説
方針
とおいて の2次不等式にする。 の範囲を出したあと、 に戻して の範囲に直す。このとき底 なので不等号はそのまま。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 前問と同じ ()の置きかえで、今度は2次不等式になる。
から 、つまり 。 とも両立している。
仕上げは への翻訳。 で、底 は より大きい(増加関数)から、不等号の向きはそのまま 。「戻すときの向き」の判断が最後の関門だ。
① で置き換える。
② 因数分解して の範囲を出す。
(この範囲はすべて を満たすので、置き換えの条件もクリア。)
③ に戻す。 、。底 なので不等号はそのまま。
まとめ:置き換えで の範囲を出したら、 に戻して にする。戻すときの不等号は、底 ならそのまま・底 なら逆。
発展 — 一歩先へ。 「単調増加なら向きそのまま、単調減少なら反転」という戻しの原則は、対数不等式(底が より小さい場合)でこの単元のもう1つの山場になる。指数と対数、同じ原則が2回試される。
の不等式の解が のような「 と交わらない」区間になったら、対応する は存在せず「解なし」。置きかえの範囲との共通部分をとる、という集合の操作が常に裏で動いている。
別解
最後の「 から へ戻す」段を、グラフの絵で確かめる習慣をつけたい。
のグラフは、右上がりの単調増加。この絵の上で「 が 以上 以下」の部分に印をつける。
高さ に対応する は 。高さ に対応する は 。単調増加だから、高さの区間 と横位置の区間 が、順序を保ったまま1対1に対応する。
もし底が なら、グラフは右下がりで、高さの区間と横位置の区間の対応が逆転する — 不等号の反転の正体は、この絵の傾きの向きだ。「戻す前にグラフを1本描く」だけで、反転の要不要を暗記から観察に変えられる。
ポイント
- の範囲 → に戻して の範囲へ。
- 戻すときの不等号の向きは底で決まる。
よくある間違い
- の2次不等式を解いた段階で終わり、 に戻し忘れる
- 戻すときに不要な不等号の反転をする(底 ならそのまま)
- の前提を忘れ、 の側の議論を混ぜる