数学II / 指数関数・対数関数
累乗根の大小比較
問題
、、 を小さい順に並べよ。
ヒントを見る
指数の形に直すと、指数が 、、 とバラバラ。分母をそろえると、全部を同じ乗根の下に入れて中身で比べられる。
解答・解説
方針
根号の種類(乗根・乗根・乗根)がバラバラなので、指数を分数にして、分母を にそろえる。すると全部 乗根になり、中身の大小で比べられる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 乗根・ 乗根・ 乗根と、根号の種類がばらばらだ。そのままでは比べられない。
分数指数に直すと 。指数の分母を に通分して、全部を 乗根にそろえる。
、、。同じ 乗根なら、中身 の大小がそのまま全体の大小になる。
重要根号の種類がちがうときは、指数の分母をそろえて同じ 乗根に直す
① 指数の分母を にそろえる。
② 乗根の中身で比べる。 中身は 。 乗根は増加なので大小はそのまま。
まとめ: 乗根の大小は、指数の分母を最小公倍数にそろえて同じ根号にする。あとは中身(真数)の大小を見るだけでよい。
発展 — 一歩先へ。 「単調な操作(正の範囲での 乗、 をとる、など)は大小を保つ」という原理が、この比較法の土台だ。対数を学んだ今なら、 をとって を比べる第3の道もある。
と の比較は、「 と の比較」に化けた。一般の 対 の大小は、数学IIIで関数 の増減として鮮やかに解決される名門テーマである。
答
別解
「全部 乗してしまう」と、根号が一切出てこない整数の比較になる。
比べたい3数はすべて正。正の数どうしなら、 乗しても大小関係は変わらない( が で増加関数だからだ)。
だから、元の3数も 。
「何乗すれば全員の根号が消えるか」= 乗根の最小公倍数( の LCM は )を選ぶのがこつだ。通分ルートと6乗ルートは同じ計算の2つの見せ方だが、6乗のほうは「正だから大小が保たれる」という論拠を1行書く責任が伴う。
ポイント
- 指数の分母を最小公倍数( なら )にそろえる。
- 同じ 乗根なら中身の大小がそのまま答え。
よくある間違い
- 乗根の種類が違うまま中身の だけで比べる
- 乗の計算(、)を取り違える
- 「 乗しても大小が保たれるのは正の数どうし」という前提の確認を落とす