数学II / 指数関数・対数関数

対数方程式(両辺の対数をとる)

実戦編指数対数対数方程式置換2次方程式単元横断

問題

方程式 を解け(ただし )。

ヒントを見る

両辺の常用対数をとると左辺 。右辺 次方程式。

解答・解説

方針

指数に対数が乗っているので、両辺の常用対数をとる。 となり、 次方程式に帰着する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 指数の位置に が乗っている異形の方程式。指数にある対数を降ろすには、両辺の対数をとるのが定石だ。

左辺は と、対数の2乗が現れる。右辺は

とおけば 、ただの2次方程式である。 の各解を に戻して仕上げる。

重要

① 両辺の対数をとる。 次方程式に。 とおくと または

に戻す。 。どちらも を満たす。

まとめ 両辺の対数で 。対数方程式と 次方程式の融合。対数をとって肩を下ろすのが核心。

発展 — 一歩先へ。 、つまり両軸を対数目盛りにしたグラフ(両対数グラフ)の上では放物線になる。データ解析で両対数プロットが直線や放物線を浮かび上がらせるのは、この「指数・べきの構造が対数で多項式になる」仕組みそのものである。

両辺の常用対数をとる。 とおくと または

別解

別解 — の指数表示で書き換える(得意な人向けの一撃)。 「対数をとる」代わりに、最初から と指数の形で書いてしまう( なので必ず書ける)。

左辺は

右辺は のべきどうしが等しいから指数を比べて

。検算すると でどちらも成立。

「両辺の対数をとる」(本解)と「両辺を のべきで書く」(この解)は同じことの表裏だが、指数表示は の入れ子を書かずに済む分、式が軽い。

ポイント

  • 両辺の常用対数で左辺
  • から

よくある間違い

  • の展開で を落とす、または の係数を忘れる。
  • の解 を「負の解」と勘違いして捨てる( で真数条件を満たす有効な解)。
  • 両辺が正であること()を確認せずに対数をとる、と論理の穴を残す。