数学II / 指数関数・対数関数

累乗の桁数と最高位の数字

★★★★ 難関常用対数桁数最高位

問題

は何桁の整数か。また、その最高位の数字を求めよ。ただし とする。

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を求める。 に注意。桁数は 。最高位は、対数の小数部分から を評価する。

解答・解説

方針

を計算する。桁数は「整数部分 」。最高位は、小数部分 に対して が何と何の間かで決まる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 巨大な数 の桁数と最高位。実際に計算はできない。

桁数は常用対数()で分かる。 の整数部分に を足すと桁数。

まず を、 を使って の対数で計算する。

最高位は、 の小数部分 から が何と何の間かで決まる。

公式 の桁数 のとき最高位は が入る整数区間で決まる

① 常用対数を計算する。 より

② 桁数。 整数部分は だから、桁数は

③ 最高位。 小数部分は

よって最高位の数字は

まとめ:桁数・最高位は「常用対数を整数部分 + 小数部分に分ける」。整数部分 桁。小数部分 ではさんで最高位 の分解が計算のカギ。

発展 — 一歩先へ。 桁数 、最高位 の整数部( は小数部分)。 の整数部が「大きさの桁」、小数部が「先頭の数字の模様」を担う。ベンフォードの法則(自然界の数の最高位が に偏る)も、この小数部の分布から説明される。

桁、最高位の数字は

別解

別解 — と素因数で開く(得意な人向けの視点)。 だから

常用対数は積を和にほどく。

整数部分 を足して 桁。

最高位は小数部分 で決まる。 だから 。よって 、最高位は

を「 個の因子」として とする本解と、 に開くこの解は、掛ける順序が違うだけで同じ 。素因数の肩を先に 倍しておくと、 の対数がそのまま係数になって見通しがよい。

ポイント

  • 整数部分 桁、小数部分 で最高位

よくある間違い

  • 桁数を「整数部分」そのものとし、 を忘れて 桁と答える。
  • 最高位を、小数部分でなく整数部分から求めようとする。
  • 小数部分 の位置を、 ではなく別の値と比べて最高位を誤る。