数学II / 指数関数・対数関数
底のちがう対数の和
問題
の値を、 を用いて表せ。
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つの対数の底は、どれも同じ数の累乗になっている。底をそろえる変換をすると、それぞれが の定数倍に化ける。
解答・解説
方針
底がバラバラ(、、)なので、底の変換で全部底 にそろえる。真数も 、 と直すと、どの項も の何倍かになる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 底が とバラバラで、そのままでは足せない。
そこで底の変換を使い、全部を底 にそろえる。真数も 、 と直す。
すると各項が の何倍かに化ける。「底も真数も統一すれば、 つの量の定数倍に集約される」という発想だ。
公式底の変換 、
① 第2項を底 に直す。 。
② 第3項を底 に直す。 。
③ 足し合わせる。 3項とも になった。
まとめ: や は、底も真数も「 の累乗・ の累乗」でそろう。底の変換をすると係数がきれいに約分され、全部 にまとまる。
発展 — 一歩先へ。 本問がきれいにそろったのは、底 と真数 が同じ指数 を持っていたからだ。
もし真数の指数がそろわないと、こうはならない。たとえば は、底だけが なので となる。底が になるたび係数 が外へ出るからだ。
本問では真数側の がその をちょうど打ち消し、どの項も まるまるに戻った。「底と真数を同じ指数で持ち上げても対数は変わらない」という不変性が働いている。
答
(すなわち )
別解
別解 — 対数の定義に戻って読む(得意な人向けの視点)。 とおく。定義より 。この で各項を読む。
は「 を何乗すると か」。 とおくと 。指数を比べて 。
も同じ。 から 、よって 。
項はすべて 。和は 。底の変換の分数計算をする本解と同じで、定義に戻ると「底と真数を同じ指数にそろえた対数は等しい」という理由まで見える。
ポイント
- 底がちがう和は、底の変換で共通の底へ。
- の形になる。
よくある間違い
- の分母 を とし(正しくは )、係数を誤る。
- 底だけ底 に直して真数 、 の指数を落とし、 項が等しいことに気づかない。
- 項がすべて だと分かっても、 を 等と足し方を誤る。