数学II / 式と証明
二項定理と定数項
問題
の展開式における定数項を求めよ。
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展開の一般項を書き、 の指数を の式で表す。定数項は指数が になるところ。その を係数に代入。
解答・解説
方針
二項定理の一般項 を作り、 の指数が になる を求める。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 展開全体を書くのは無駄。定数項だけをねらう。二項定理の一般項を立てて、 の指数が になる項を探す。
一般項は 。 の指数は 。
これが になるのは 。その項の係数 を計算すれば定数項が出る。
定理二項定理の一般項: の一般項は
① 一般項を書く。 、、 として
② 定数項の を求める。 の指数が :
③ 係数を計算する。
まとめ:特定の項は「一般項で指数を の式にし、狙う指数になる を代入」。 を指数に正しく反映するのが要( の指数は )。定数項は指数 、最高次でも同様に狙える。
発展 — 一歩先へ。 二項展開 の特定の項は、指数の一次方程式 (目標)を解いて を求める。定数項は目標 。 と の指数が異符号(片方が負のべき)なら定数項が存在する。ローラン多項式(負のべきを含む)の係数抽出は、母関数の理論で頻出のテクニックだ。
答
別解
別解 — 「文字を減らす」置き換えで指数だけ追う(苦手な人向け)。 一般項の の部分だけに注目する。 の各項は、 を 個、 を 個掛けたもの。
のべきだけ数える。 からは 、 からは 。合計の指数は 。
定数項は指数 、すなわち で 。「 を 個、 を 個」使う項だ。
係数は、選び方 、 のべき 、符号 。掛けて 。
二項定理の公式(本解)と同じだが、「 の指数だけを足し算で追う」と、どの項が定数項かを機械的に特定できる。 が という負のべきだと見れば、指数の合計 の条件が立式しやすい。
ポイント
- 一般項 。
- で 、係数 。
よくある間違い
- 一般項の の指数 の計算を誤る( は )。
- 係数で (と符号 )を忘れ、 だけにする。
- を求めた後の の計算(特に符号)を誤る。