数学II / 三角関数
4項の余弦の方程式
問題
のとき、方程式
を解け。
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隣どうしで組むか、外と外・内と内で組むか — 和積で現れる「平均の角」がそろう組み方はどちらか。共通因数が見えたら、あとは同じことの繰り返し。
解答・解説
方針
外側どうし(θと7θ)・内側どうし(3θと5θ)で組んで和積を使うと、平均の角がどちらも4θにそろい、共通因数 cos4θ がくくり出せる。もう一度和積を使えば全体が3つの余弦の積になり、「積=0」で解ける。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 方程式は「積 = 0」の形に持ち込むのが鉄則だ。4項の和を積にするには和積の公式だが、組み方に設計がいる。
隣どうし( と など)で組むと、平均の角がばらける。外側どうし( と )・内側どうし( と )で組めば、平均の角がどちらも にそろい、共通因数 が浮かび上がる。
残った にもう一度和積。等差に並んだ角の和は、この繰り返しで階段状に積へ潰れる。
① 外・内で組んで共通因数を出す。
② もう一度和積。 だから、方程式は
③ 積=0 を範囲内で解く。 に注意して
- : ()→
- : ()→
- :
よって 。
まとめ: 「平均の角がそろう組み方(外外・内内)」が急所。等差に並んだ角の余弦の和は の積へと繰り返し潰せる — 因数の個数だけ解の系列が現れる構造まで見えると、解の書き落としもなくなる。
発展 — 一歩先へ。 別解の畳み込みは一般化できて、。等差の角の和が1つの分数で書ける、という事実は波の重ね合わせ(物理の干渉)の計算そのものでもある。
別解
を掛けて畳む(望遠鏡ルート)。 等差に並んだ角の和には、名品の一手がある。両辺に を掛けるのだ。
積和の公式 を各項に使うと
隣どうしが打ち消し合い、 だけが残った。よって の範囲では、方程式は と同値。 で 、すなわち 。
残る ( の場合)は、元の式に入れると和が4で不適。掛けた因子の零点を最後に検品する、この一手間までがルートの作法だ。等差角の和はこの畳み込みで一般の項数でも閉じた式になる。
ポイント
- 外・内で組むと平均の角が にそろう。
- に因数分解。
- 範囲内の解は の4個。
よくある間違い
- 隣どうし( と )で組んで、平均の角がそろわず行き詰まる。外外・内内の組み方が設計。
- の解を だけにする。 の範囲では もあり、 を落とす。
- (望遠鏡ルートで)掛けた の零点 を、確認せずに解へ混入させる。