数学II / 三角関数
三角関数の合成を用いる不等式
問題
のとき、不等式 を解け。
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左辺を合成して つの にまとめる。 の形にして、角の範囲で解く。 の動く範囲に注意。
解答・解説
方針
左辺を合成して 、すなわち 。 の動く範囲で が 以上になる区間を求める。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 。左辺は と が足し算で混ざっている。
こういう「」は、合成して つの (または )にまとめるのが基本。 になる。
すると不等式は 。角 の範囲で が 以上になる区間を探す。
公式合成 。ここでは
① 合成する。
すなわち
② 角の範囲で解く。 より は を動く。 となるのは (この範囲では、それ以外に の区間はない)。
③ に戻す。 より
まとめ: の不等式は「合成して つの 」。 を角の範囲で解き、 に戻す。中身の角 が動く範囲を正しくとるのがポイント。
発展 — 一歩先へ。 ()の合成は、点 の極形式そのもの。 の極形式が 、偏角 だから 。合成は「振幅と位相を持つつの波にまとめる」操作で、物理の波の重ね合わせと同じ考えだ。
答
別解
別解 — 単位円で「 の弧」を見る(苦手な人向けの視覚ルート)。 に対応する単位円上の点は 。すると は、その点の 座標 座標。
不等式 は「単位円上で となる点」。直線 は と を通る。
この直線より上側(原点と反対側)にある単位円の部分は、 から へ向かう第 象限の弧。角でいえば から まで。
よって 。合成して を解く本解と同じ区間。円上の点の「」と直線を重ねると、答えの弧が目に見える。
ポイント
- 合成 、。
- → 。
よくある間違い
- 合成を と位相の符号を誤る(正しくは )。
- の角の範囲を、 周期ぶんだけで打ち切る。
- の動く範囲 への平行移動を忘れ、区間をずらし損ねる。